Akiyoshidai International Art Village residence support program trans_2006-2007
秋吉台国際芸術村レジデンス・サポート・プログラム:trans_2006-2007
レジデンス・アーティストのご案内
秋吉台国際芸術村では、国内外の有望な若手芸術家を芸術村に滞在させ、芸術創作活動を支援するとともに、県民との地域交流等を実施するレジデンス・サポート事業を行っています。これまで芸術村を訪れたレジデンス・アーティストたちは、日常環境から離れ、個々の創作活動に打ち込むとともに、地域との交流により芸術文化の振興を担ってきました。
近年国内で確実に増えつつあるレジデンス・プログラムの中で、芸術村のレジデンス・サポート・プログラムは、ジャンルや年齢を問わず、応募対象を広く募っていることに特徴があります。8年目となる今年度の募集には、46カ国/297通の応募がありました。厳正なる審査の上、選出された3名のアーティストが、2007年1月10日から70日間芸術村に滞在しています。
国籍や経歴、表現手法の異なるそれぞれのアーティストが、芸術村への滞在を通して、異なる文化・生活・制作環境のなかで日々の発見に驚き、差異に戸惑い、接点に喜び、これらの経験をエネルギーとして作品の創作や発表、地域交流活動などを行っていきます。また、芸術村内外でのワークショップ、レクチャーなど、アーティストの制作プロセスを身近に感じる新たな芸術体験の機会を提供するプログラムを通じて、レジデンス・アーティストと地域の人々との交流を積極的に行っていく予定です。
■ レジデンス・サポート・プログラム:trans_2006-2007詳細
レジデンス・アーティスト:
ヘイニ・ヌカリ (舞踏家 / フィンランド出身 / ドイツ在住)
ロイック・ストゥラーニ (美術家 / イタリア出身 / 日本在住)
マリナ・フラーガ (美術家 / ブラジル出身・在住)
滞在期間:
2007年1月10日(水)〜3月20日(火) [70日間]
滞在場所:
秋吉台国際芸術村
お問い合わせ先:
〒754-0511
山口県美祢郡秋芳町秋吉50 秋吉台国際芸術村
TEL:0837-63-0020 FAX:0837-63-0021
ウェブサイト:http://www.aiav.jp
E-mail:info@aiav.jp
主催・助成・後援:
[主催] 山口県文化振興財団 秋吉台国際芸術村
[助成] (財)アサヒビール芸術文化財団
[後援] 山口県、山口県教育委員会、秋芳町、秋芳町教育委員会、美東町、美東町教育委員会、美祢市美祢市教育委員会
■ アーティスト・プロフィール
ヘイニ・ヌカリ / Heini NUKARI (舞踏家 / フィンランド出身 / ドイツ在住)
1972年フィンランド / ヘルシンキ生まれ。7歳から19歳まで音楽(ピアノ)を学ぶ。16歳のころからダンスを学びはじめ、1993年よりオランダのアムステルダムにてダンスを中心としたパフォーミング・アーツを勉強する。1997年の学位取得後、ベルリンに拠点を移し、1998年よりアナ・ヤンコウスカと"TRAVA(トラヴァ)"を設立。トラヴァとしてソロ作品やデュエット作品、さらにはミュージシャンや映像とのコラボレーションまで幅広く作品を制作発表している。コミカルでユーモアに富んだセンスと日本の舞踏からの影響を思わせるような身体表現、さらには音楽を学んでいたバックグラウンドを活かした音を巧みに融合した複合的なパフォーマンスを展開している。
主なレジデンス活動としては、2002年、2003年クンストラインネンホフ・ディ・へーゲ(ドイツ)、また2006年ソントル・アルティスティーク・ロイ・アートセンター(フランス)では滞在中に新作"White Dog Ballads"を制作した。
TRAVAウェブサイト : http://www.travaplanet.com/
【経歴】
- 1988-1991 アナンタロ・ダンスシアター在籍。
- 1992-1993 オリヴェシ大学にてダンスを学ぶ。
- 1993-1997 オランダのニュー・ダンス・ディベロップメント・スクール(SNDO)に在籍し、パフォーミング・アーツのディプロマを取得。
- 1995-1996 ヘルシンキ・シアター・スクールのダンス部門に交換留学生として在籍。
- 1993-1997 シアターグループ"Subtheater"に所属。
- 1997 ベルリンに拠点を移す。"a.o"という名で4名のダンサーとともにダンス活動を行う。
- 1998 アナ・ヤンコウスカとともに"TRAVA"を設立する。《Station Kautschuk》をベルリンにて制作発表。
- 2000 《ハーモマニア》をウィーンのアーヘンブリック劇場にて発表。《Trashfox & Hangedman》をベルリン、ワルシャワにて公演。
- 2001 《No time for Wasa》をTanz in August(8月のダンス国際フェスティバル)で発表。
- 2002 《トニック》をベルリンで発表。
- 2002、2003 クンストラインネンホフ・ディ・ヘーゲにてアーティスト・イン・レジデンス・プログラムに参加。また、"Dance Roads"ツアーで、カナダ、イギリス、ルクセンブルグ、オーストリア、スイス、フランスを回り公演する。
- 2004 《Gleis Novi Sad》を発表。《Station Kautschuk》が、ザルツブルグのタンツインパルス国際コレオグラフィー・コンペティションにおいて一等賞を受賞する。
- 2005 ミュージシャンとのコラボレーション作品《kuloflux》をベルリンにて発表。
- 2005 《hella!helle!》を制作。
- 2006 ベルリン芸術大学(UDK)においてワークショップを開催する。フランスのロイ・ハート・センターにおいてヴォーカル・トレーニングのワークショップの開催とともに、《White Dog Ballads》を制作・発表する。
【TRAVAの作品】
- 《Station Kautschuk》 ソロ、20分 (1998)
- 《Trashfox & Hangedman》 デュエット、30分 (1999/2003)
- 《HAHMOMANIA》 デュエット、40分 (2000)
- 《No time for Wasa》 デュエット、30分 (2001)
- 《Tonic》 デュエット、40分 (2002)
- 《Kindasorta Concert》 ダンサー&ミュージシャン、60分 (2003)
- 《Gleis Novi Sad》 ダンサーズ・バレー・ボルポメルン、グリフスワルド、35分 (2004)
- 《kuloflux》 ダンサー&ミュージシャン、25分 (2005)
- 《hella!helle!》 フィルムとのデュエット、50分 (2005)
- 《White Dog Ballads》 動作と声によるソロ (2006)
ロイック・ストゥラーニ / Loic Sturani (美術家 / イタリア出身 / 日本在住)
1977年イタリア / ローマに生まれ。画家として出発するも、チェルシー・カレッジ・オブ・アート&デザイン(ロンドン)、ロンドン・カレッジ・オブ・プリンティング(現・ロンドン・カレッジ・オブ・コミュニケーション)フィルム&ビデオコースで映像制作を学ぶ。卒業後はミュージックビデオやドキュメンタリーの制作に助監督や編集として携わるかたわら、自身の短編実験映画などの制作に取り組む。
主な作品に、スライスした野菜の断面を構成要素とし独自のテンポでこれらが反復しながら変異していくさまが草創期のイタリア実験映画を思わせるような短編実験映画《ベジタブル・スリラー》(2003)、wanakio2005に出展するために沖縄に滞在し制作した、地元の人に対するインタビューやリサーチをまとめ、沖縄の紅型を背景としてコラージュしたアニメーションビデオ作品《現土地調査》(2005)、日産自動車のサポートによる短編映画《バックミラーの風景》などがある。
【経歴】
- 1977 イタリアのローマに生まれる。
- 1997 チェルシー・カレッジ・オブ・アート&デザインの基礎教育課程を修了。
- 2001 ロンドン・カレッジ・オブ・プリンティング(現在はロンドン・カレッジ・オブ・コミュニケーション)のフィルム&ビデオコースのバチェラーを取得。
- 2001 《Apnea》(2001)をロンドンのラクスシネマ、レインダンス映画祭、マンチェスター・キノフィルム・フェスティバルで上映する。
- 2004 ブリティッシュ・カウンシルのサポートにより制作した映像作品《ベジタブル・スリラー》(2003)が、ロサンジェルス、リオ・デ・ジャネイロ、メルボルン、沖縄をはじめとした世界中の映画祭で上映される。
- 2005 Wanakio2005に参加し、映像作品《現土地調査》(2005)を制作・発表。イタリアでグループ展"Riflessi"に《Gravitational Strawberry》(2004)、《Apnea》(2001)を出展。OpenArtより発売されたショートフィルム作品集"Party"に《SUSHIS FROM SPACE》(2003)が収録される。
- 2006 沖縄の桜坂劇場、東京のUplinkにて《エレクトリック・サンシン》(2005)を上映。
【作品】
- 短編実験映画 《Apnea》 脚本、監督、編集 (2001)
- ドキュメンタリービデオ 《Hong Kong tale》 編集 (2002)
- 短編実験映画 《ベジタブル・スリラー》 監督 (2003)
- 短編物語映画 《red sky at night》 脚本、共同監督 (2003)
- アニメーション 《スシ・フロム・スペース》 監督 (2003)
- ドキュメンタリー 《roundabout798》 監督 (2004)
- 短編実験映画 《Gravitational Strawberry》 脚本、監督、編集 (2004)
- アートビデオ 《現土地調査》 監督 (2005)
- ドキュメンタリー 《エレクトリック・サンシン》 監督 (2005)
- イタリアのミュージシャンminiK brossのミュージックビデオ《Aho》のアニメーション監督 (2005)
- 短編物語映画 《バックミラーの風景》 監督 (2006)
マリナ・フラーガ / Marina Fraga (美術家 / ブラジル出身・在住)
1982年ブラジル/リオ・デ・ジャネイロ生まれ。高校生活をアメリカ合衆国バージニア州で過ごし、ダンス・身体表現と英語を学ぶ。その後リオ・デ・ジャネイロ大学で映像制作を学び2006年に学位を取得。在学中から写真や映像を軸に制作を行い、その作品は境界や領域のあり方に言及したものが多い。2005年には第10回リオ・デ・ジャネイロ大学映画祭で映像作品《SCOPOFILIA》を発表する。また、水面に落とした暗黒色の液体が3次元に対立・融合する様を捉えたカラー写真の連作《Dark Lymph》を制作。
2006年にはドキュメンタリー実験映画《TIDE(TEMPORAL)》の脚本、監督、撮影、制作を担当し、リオ・デ・ジャネイロ大学芸術祭で発表する。《TIDE(TEMPORAL)》はポンタ・ネグラという小さな漁村を舞台に作成されたもので、ブラジルの貧しい漁村という現実とそこでの子供たちの生活の非日常性や彼女の夢の世界が融合した魅惑的で幻想的な世界が描き出されている。
【経歴】
- 1982 ブラジルのリオ・デ・ジャネイロに生まれる。
- 1997-1998 アメリカのバージニア州の芸術系ハイスクールでダンス、身体表現、英語を学ぶ。
- 2005 第10回リオ・デ・ジャネイロ大学映画祭で《SCOPOFILIA》を発表
- 2006 リオ・デ・ジャネイロ大学(UFRJ)のオーディオヴィジュアル・ソーシャル・コミュニケーション専攻を卒業する。
【作品】
- 白黒写真連作 《Encounters》
- 映像作品 《SCOPOFILIA 》 4分 (2005)
- カラー写真連作 《Dark Lymph》
- ドキュメンタリー実験映画 《TEMPORAL》 脚本、監督、撮影、制作、24分(2006)
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