鬼は外、福は内(材料探しと伝統行事)
scattering beans(seek materials & traditional event)
2008年02月03日[日] 22:50
今日は2月の最初の日曜日です。毎月第1日曜日には早朝から山口市の亀山公園で骨董市が開催されています。陶器や日用品など日本の伝統的なものにみんな非常に興味をもっており、制作の材料探しもあるので、みんなで骨董市に行ってきました。前日からの雨で、出店している店も人も少なかったようですが、それでも日本の古い物(もちろん西洋やアジアの骨董品もあります)をゆっくり真剣に眺めていました。
糸やワイヤーなどで石を吊り、機構によって制御する吊り構造の動く彫刻を制作しているジャスティンさんは、小さな道具や古い機械などに興味津々の様子。最終的には古い釣り用の糸とリールのようなものを購入、作品にどのように反映されるか楽しみです。
日本の伝統的な事柄に興味を持っているシンイルさんは、神楽面を購入しました。明治時代のもので少々高価だったので購入するか少し迷ったようですが、いろいろな人に使われてきた歴史の積み重なりや面自体から感じられるミステリアスな雰囲気に惹かれたようで、購入を決断。この面は彼の考える“実質的で合理的な精神性(practical spirituality)”を実践する作品に使われるようです。
二カさん&プリモシュさんは、現在クエンティン・タランティーノ監督の『パルプ・フィクション』の全登場人物のうち男性はプリモシュさんが、女性はニカさんが全て演じるというリメイク映画を制作しており、それらの登場人物を演じるための衣装や小物をいつも探しています。彼らは主に衣装に着目して、何軒かのお店で撮影で使用できそうな着物を見つけ出し購入。着物が驚くほど安くで売られていたので、とても喜んでいました。


骨董市での買い物が一段落したあとは、節分祭が行われている防府天満宮へ。これは主に神道に興味を持ち作品に反映させようと考えているシンイルさんに、日本の伝統行事や儀式を体験してもらおうということで見学に伺いました。
1年の無病息災を祈る節分祭。年男年女らが境内の春風楼とその前に仮設された舞台から小袋に詰められた豆をまき、参拝者がそれをキャッチします。沢山の参拝客の方に交じってお豆さんを必死にキャッチしていたのはジャスティンさん。終わってみると沢山の袋が手に!!
そんななかシンイルさんは儀式の一部始終をしっかりと写真に収め、制作の材料をきっちり収穫していました。

その後健康と制作の成功を祈って、そのお豆さんをありがたく頂きながら芸術村へ帰りました。
(はっとり)
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ロケハン&撮影
location hunting & shooting in the city
2008年02月04日[月] 19:10
現在ニカさん&プリモシュさんはクエンティン・タランティーノ監督の『パルプ・フィクション』のリメイク映画を作品として制作中です。『パルプ・フィクション』はアメリカを中心とする現代のポップカルチャーを象徴するような映画で、その文化は今や世界中に浸透しています。そのグローバル化の影響や、それに対する地域文化に興味を持っているスロヴェニアというヨーロッパの地方国家出身の二人が、日本のやまぐちという地方都市を舞台にして、それらに問題に取り組むべく作品を制作しています。様々な場所でオリジナルの映画の背景と似たような場所や風景を探しだして撮影し、スタジオでは映画の登場人物になりきるように変装し演技したものを撮影し、それらを合成して映画のシーンを作成しています。
この日は背景となる場所や状況の撮影に出かけました。幾つかのシーンを撮影したのですが、そのうちバーのシーンは山口市中市商店街の裏手に位置するバー「ハブ」さんにお願いをし何カットか店内を撮影させていただき、またレコードをかけるシーンは駅通りの「Beautiful Day」さんの協力をいただいて、実際にターンテーブルを回して撮影をさせていただきました。

↑Beautiful Dayでのターンテーブルの撮影
他にも維新百年記念公園で、郊外の風景を撮影したり、ファーストフード店でカフェのシーンを撮影したりと順調に制作は進んでいます。


↑維新百年記念公園での撮影。この風景写真を背景に、おもちゃの車をスタジオで撮影したものを合成して、ひとつのシーンをつくります。
撮影にご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございます。
ちなみに実際に衣装を着て演技をしたり、動画を撮影しているスタジオは以下になります。


↑左:合成用のブルーバックを配した撮影セット、右:役作りの小物として使用するウィッグ
(はっとり)
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スタジオ見学
studio visiting
2008年02月06日[水] 16:04
今回はそれぞれのアーティストたちがここ芸術村でどのように制作しているかレポートしたいと思います。
まずはジャスティンさんから。
ジャスティンさんは小石を糸で吊り下げた構造で、繊細に動く彫刻・インスタレーション作品を制作しています。
スタジオの壁には小さな作品ができあがりつつあり、動かしてもらようにお願いしてみました。実際に小石たちが動くと本当に感動してしまいます。小さな小石たちが規則正しく、まるで一枚の布がなびくように動くんです。すごく複雑で繊細な構造をしているので、さぞかし難解な計算をしてつくられたのだろうと思い聞いてみると、実際の構造はいたってシンプルなんだそうです。これが完成すると作品を見に来られた方も実際に動かすことができるそうです。芸術村では屋外でも大きな作品を制作する予定だそうです。


次はニカさん&プリモシュさんのスタジオへ
二人は現在、「パルプ・フィクション」という映画のリメイク版を制作しています。ここ芸術村ではその予告編のリメイク映像に取り組んでいます。
なぜ2人がこの作品のパロディを制作しているかというと、ハリウッドなどの影響で多くの価値観が画一化されてしまっている現代の状況に対し、スロヴェニアという小さな国出身の2人がこの映画をパロディーとして再制作することによって、その価値観に対して疑問を投げかけたいからとのことでした。もちろんその他たくさんの意味を含んでいるのですが、グローバル化と地域文化というのはやはり大きな問題項であるようです。
実際の作業としては、映画に出てくる人物全てを2人で演じ分け、よりオリジナルの映画に近づけるためにロケ場所を探したり、撮影に使う道具を探したりしながら、日々着実に制作を進めています。
昨日もたった2秒の映像のために5時間かけて制作していました。


コンピュターでの合成作業も多くなります。
最後はシンイルさんの様子をご紹介します。
シンイルさんのスタジオは一番謎が多いのではないでしょうか?
大きいダイアモンドみたいなクリスタルが水に浮かんでいたり、小さな社があったり、外の赤い部分が削られたコカコーラの缶があったりといろいろです。幾つかの作品をまとめて制作しているようです。
日本に来て日本人の習慣や振舞いなどを見て、その行動は神道に関係していると発見したシンイルさんは、神道や日本の文化などについてリサーチを進めながら作品を制作しています。
ここ数日間は、この八角形をしたものをひたすら制作していると話していました。八角形は様々な国の宗教建築の平面形に利用されることが多い形態で、日本でも寺社のお堂や鐘楼などに八角形を発見することが出来ます。これがどのような作品になっていくのか、非常に楽しみですね。


以上スタジオレポートでした。
(松井)
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AIAV artists meet YICA's residency artist
2008年02月12日[火] 22:51今日は、山口現代藝術研究所(YICA)のみなさんがアーティストを訪ねてみえました。山口大学教授の奥津聖先生をはじめYICAのレジデンスプログラムで山口市内にて滞在制作中の中国人アーティスト范叔如さん(広島在住)、山口県在住アーティストの藤木律子さん、そして山口大学大学院生がアーティストとの交流を持とうとみなさんはまず各アーティストたちのスタジオを見学。
ジャスティンさんのスタジオでは彼の作品は一度自分で動かすとその人の心をつかむようで、范さんが特に熱心にどういう構造になっているのかなどを尋ねおてられました。
ニカさん&プリモシュさんのスタジオでは制作で使用するカツラがたくさんあるので驚いてらっしゃいました。少し出来上がっている作品の断片をお見せし、ニカさんとプリモシュさんが映画に出てくる全てのキャラクターを2人で演じている事などを説明しました。
シンイルさんのスタジオでは、ちょうど日も落ちてスタジオを暗くすることができたので、(現在シンイル試行中のインスタレーション)作品を披露してくれました。
まだ完成ではないのですが、特に奥津先生や范さんはシンイルさんの作品についてコンセプトや仕組みをいろいろ質問されていました。


↑ニカさんとプリモシュさんのスタジオ ↑シンイルさんのスタジオにて
左から奥津先生、ニカさん、范さん、プリモシュさん
その後アーティスト達は奥津先生や范さんに日本の会社や政府がどのようにアーティストたちを支援しているかや、それぞれの国の状況などについて意見の交換を行いずいぶん話しがはずみました。
(松井)
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アーティストがやってきた!!!
OPEN STUDIO
2008年02月19日[火] 10:52
現在芸術村に滞在しているアーティストの制作状況などをごらんになっていだだき、アーティストを身近に感じていただこうとオープンスタジオが行われました。
当日はお天気にも恵まれ、約40人の方々が参加してくださいました。
まずはアーティストの紹介から。

↑左からジャスティンさん、プリモシュさん、シンイルさん、ニカさん
ギャラリーに展示されているアーティストたちの過去の作品や、現在芸術村で制作中の作品についてそれぞれが説明し、いざアーティストたちのスタジオへ!!
まずはジャスティンさんのスタジオから。
現在制作中のジャスティンさんの作品について説明しました。ジャスティンさんの作品はすごく複雑に制作されているように見えますが、ジャスティンさんいわく、ごくごく簡単な計算だけでできているそうです。実際はそうは見えないんですが、設計図などもギャラリーに展示されておりそれを元に制作しています。
ジャスティンさんの作品はみなさん自身がさわって、動かせる作品ですので、作品をすごく身近に感じていただけたのではないでしょうか。


次はシンイルさんのスタジオへ。
シンイルさんは今回のレジデンスで日本人の振舞いや礼儀などから神道が深く関わっていると感じ、神道をベースとする日本の文化をリサーチしながら制作を進めています。
シンイルさんは同時に幾つかの作品を制作しています。その中で8角形のオブジェクトを制作したものがあります。それは神社の床の設計図なのですがその設計図を立体にし、シンイルさんはこれを「オクタゴン」と呼んでいます。TVのコマーシャル映像を流し、それを神社のご神体である丸い鏡に反射させ、このオクタゴンに投影する仕組みになっています。シンイルさんの作品で、オクタゴンは、刺激的なメディアであるコマーシャルをオクタゴンに反射させることによって浄化するフィルターのような役割を担っています。この作品は暗い部屋で展示されるため、この日はみなさんにはお見せできなかったのですが、暗闇で投影されると本当に美しく映像が投影されます。


↑これがオクタゴンです
最後はニカさん&プリモシュさんのスタジオへ。
ニカさん&プリモシュさんは2人で作品を制作しています。現在ここ芸術村ではクエンティン タランティーノ監督の「パルプ・フィクション」の予告編をリメイクするプロジェクトに取組んでいます。この映画に登場する人物を全て2人で演じ分けるため2人のスタジオにはカツラなど、たくさんの変装グッズが。
このオープンスタジオでは、どのように芸術村で制作を進めているのかを話してくれました。2人の制作はほとんどこのスタジオで行われています。グリーンスクリーンをバックに自分たちの演技を撮影し、また背景は本当の映画に少しでも近づけるためにロケに行ったり、合成してイメージを作ったりしています。そして人物と背景を合成で組み合わせます。
おわかりの通りコンピューターでの作業がすごく多くなるようです。
進行中の映像も少し見せてくれました。


↑コンピューターで少し出来上がっているイメージを披露
↑スタジオにあるカツラをかぶるジャスティンさん

↑ひげもたくさんあるんです
スタジオを見学した後、参加していただいた方々に芸術村内にあるカフェスペースで、お茶やお菓子を飲みながら,アーティストたちにここ秋吉台での生活や、それぞれの国について、作品についてなどを質問しながらお話を楽しんでいただきました。


↑アーティストに作品や彼らの国のことについて質問するみなさん
最後に参加してくださった方には、アーティストたちの作品を印刷したアイロンプリントとエコバックをおみやげに渡しました。みなさん好きな所にプリントして使ってみてくださいね。


↑会場でアイロンプリントしたみなさん
普段はここ芸術村で、粛々と制作を行っているアーティストたちですが、たくさんの方々に会い、お話することでアーティストたちも日本のことについて知るきっかけになったと思います。当日はたくさんの方に参加していただき本当によろこんでいるようでした。
(松井)
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山口のアーティストを訪ねる
going around of Yamaguchi Art
2008年02月20日[水] 16:06
この日、アーティストたちはまず山口市内在住のフェルト作家、濱野由美さんのスタジオを訪問しました。

↑濱野由美さんです
濱野さんのスタジオには濱野さんがつくったフェルトのマフラーや、かばん、セーターのほか、制作するためのフェルト、織り機、糸を紡ぐ機械などもありました。これら機械にもっとも興味をもったのはジャスティンさんです。濱野さんはフェルトで紡いだ糸を織り機を使って織り作品にされることもあるとのことで、糸の紡ぎ方を見せていただきました。


↑糸の紡ぎ方を教えてもらっているジャスティンさん↑織り機にも興味津々
糸を紡いでいく機械の構造に興味を持っていました。
フェルトから糸を紡ぎそれを織り機で織り、マフラーや生地にする、その少しずつしか出来上がっていかない手法はすごく手間なこと。濱野さんの想いが糸一本一本に感じ取れるようですごく素敵な事だと思いました。
濱野さんのスタジオを後にし、いざ宇部へ。
宇部ではまず新天町商店街へ行きました。
この商店街では残念ながら、近年営業をしなくなったお店が多くなり、いわいる「シャッター商店街」になっています。現在は、店じまいしたお店のシャッターに絵を描いて、商店街ににぎわいを取り戻そうと活動されています。商店街にいらした方にアーティストたちも説明を受け、このシャッター商店街の現実とその活動について熱心に耳を傾けていました。またシンイルさんは特に商店街に流れている音楽が気になったようです。というのも、商店街に流れてる音楽(クラシックミュージック)に私たちの感情がコントロールしてのされているかのように感じると言っていました。普段私たちがなにげなく通り過ぎてしまうようなところに意味を見いだし、作品を制作する上でヒントにしてるのだなと感じました。


↑商店街の絵の前で ↑商店街の古本屋さんの前で
その後ときわ公園内のときわミュージアムも訪れました。
佐々木さんに館内にある植物園や、展示スペースを案内していただきました。

↑こちらは館内にある植物園。
ちなみにこのサボテンはものすごく貴重で、高価なものだそうです。

↑館内の展示スペースに展示してある彫刻のマケット。ものすごく軽い素材で制作されているため、うちわや人の息で動く仕掛けになっています。あまりに精ちなマケットに一同感嘆。ここでもマケットの仕組みをじっくり観察するジャスティンさん。
彫刻のまち宇部市の中心的役割を果たしているのが、ときわ公園内にある野外彫刻広場です。
昭和36年から隔年で現代日本彫刻展が開催されているそうです。
午前中に芸術村を出発し、気がつくと夕方。この日はとても寒かったのですが、じっくり野外の作品を鑑賞しました。

↑野外作品を鑑賞中
今日は山口の地域に密着した所を訪れ都会では味わえない人と人の繋がりを感じ取れたように思います。
濱野さん、佐々木さん、商店街で説明して下さった方々、ありがとうございました。
(松井)
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アーティストの学校訪問/マイケル・ファウラー in 本郷小学校
2008年02月20日[水] 18:12芸術村には、これまでブログでお伝えしてきた3組4名のほかに、作曲家/パフォーマー/音楽学博士のマイケル・ファウラーさんが滞在しています。
この日は秋芳町立本郷小学校を訪問し、特別授業を行いました。
対象となったのは1年生のクラス。8人の子ども達と、見学に来たご家族の前で、まずはジョン・ケージの「プリペアド・ピアノ」を演奏しました。

ピアノの弦を指ではじいたり、鍵盤蓋を手の平でたたいたり、自分の声をピアノの構造に反響させたり…とピアノのすべてを使って音を発する「プリペアド・ピアノ」は、通常の公演でもなかなか見ることができません。
「びっくりする音がした!」と、間近でマイケルさんのパフォーマンスを見ていた子どもたち。
次はマイケルさんに教わって、おそるおそるプリペアド・ピアノの奏法を真似してみました。
鍵盤をツメでなでる音、ピアノ弦をハンマーでたたく音。いろんな音を出してみました。(もちろん、普段はできません!)

そして次は、音を庭に見立てて「音の庭」をつくるワークショップを行いました。
まず思い思いに好きな楽器を1つ持ち、グループごとに部屋に広がります。
グループの人数は奇数。これは、日本庭園が奇数の構成原理で成り立っているからなのだそうです。
マイケルさんが指揮者になって、時間と音の数をコントロールします。
みんなは、マイケルさんが時計の針のようにゆっくりと右腕を降ろしてくる間に、あらかじめ決められた数だけ音を鳴らします。あるときは1人で、あるときは全員で…。音のタイミングは、楽器を持つ人たちに委ねられます。

部屋の中に広がったそれぞれのグループが奏でた音は、石や木々が配置され、風景に見立てられた庭園そのもの。「音の庭」を体験することができました。
いつも聴いているのとはちょっと違う音楽を体験したこどもたち。感想を聴くと「ぜんぶ楽しかった!」と答えてくれました。
ほとんどピアノを弾いたことがない子たちばかりだったそうですが、「音を楽しむいろんな方法」を見て、体験してもらえたのではないでしょうか。 (うちやま)
【マイケル・ファウラー プロフィール】
1974年オーストラリア生まれ。幼少よりピアニストとして教育を受け、オーストラリアで学んだ後に渡米し、シンシナティ大学で音楽学の博士号を取得。現在メルボルン王立工科大学の研究員として活動するとともに、アメリカ、メキシコ、オーストラリア、ドイツ、日本の著名な音楽祭などで演奏やパフォーマンス活動を精力的に行っている。
近年は、日本庭園に着想を得たサウンドインスタレーションを試みており、マイケル自身が「音庭師(おとにわし)」と呼ぶ独自の概念を探求中。またジョン・ケージの楽曲「龍安寺」に感銘を受け、常永寺雪舟庭(山口市)のための作品を制作中。
3月2日までの1ヶ月間芸術村に滞在中で、2月末にミニ・コンサートを予定しています。(詳細は後日芸術村ホームページでお知らせします)
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シンイルさん病院で撮影
shotting at the hospital
2008年02月23日[土] 13:27
21日の木曜日はシンイルさんの作品のために、芸術村から車で5分程の所にある共立美東国民健康保険病院で撮影をさせていただきました。
まず待合室にあるテレビにシンイルさんが撮影した写真を映し出せるように、DVDプレーヤーを設置しました。この写真はシンイルさんが日本で撮影したもの(例えば芸術村滞在中に訪れた、禊ぎ、豆まき、どんど焼きなどの写真)や、ブラジルで撮影したものです。

↑DVDを設置中 テレビに映っている画面はどんど焼きの写真
その映像が流れるTVモニターとともに芸術村のスタッフ数人が、待合室にいる人々として出演。シンイルさんからは「もう少し望みの無いような雰囲気を出して欲しい」などといったリクエストが出されました。撮影はデジタルカメラとビデオの両方で行われ、30分ほどで終了しました。

↑念入りに写真の画角をチェックするシンイルさん
「デジタルカメラの画像は一つ一つのピクセルから成り立っている」と話すシンイルさん。
一つ一つのピクセルまで画像をアップにしたり、また引いたりしてこの作品を展開していくようです。
シンイルさんの作品は様々な要素を組み合わせて制作されていきます。この時点では私自身も説明を受けたものの、この作品がどのようになるのか全てを理解することができませんでした。
おそらくこの作品は3月8日から始まる滞在アーティストたちの展覧会で展示されると思います。みなさん是非展示を見にいらして下さい。
みなさんお忙しい中場所を提供していただきありがとうございました。
(松井)
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マイケル・ファウラー+トリストラム・ウィリアムス:ピアノとトランペットのコンサート
Michael Fowler + Tristram Williams "Piano and Trumpet concert"
2008年02月28日[木] 23:09
レジデンスのフェローアーティストで芸術村で滞在制作を行っているマイケル・ファウラーさんが、以前滞在していた芸術村近辺のレジデンス施設「交流の館」でお世話になった地域の方に是非お返しをしたいということで、マイケルさんの友人で、トランペット奏者であるトリストラム・ウィリアムスさんと2人で、芸術村内のホールでコンサートを開催しました。


コンサートは約1時間30分、古典から、現代までバラエティー豊かな7曲を演奏しました。
特に興味深かったのは現代音楽の作曲家であるK.シュトックハウゼンの曲です。ピアノ演奏と同時に自身の身体を使って音を出し、またトリストラムさんも自身の声を使って演奏していました。
現代音楽を聞くのは地域の方々にとってはとても新鮮な体験だったのではないでしょうか。
そしてトリストラムさんの演奏を通して、トランペットがこんなにも豊かな音域を持った楽器であるということを知る事ができました。


コンサート終了後芸術村内のレストランで交流会が行われ、食事をいただきながらマイケルさんと地域の方々は久々の再会に会話を弾ませて、音楽についてさらに理解を深めていました。
(松井)
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秋吉台の山焼き
yamayaki in Akiyoshidai plateau
2008年02月29日[金] 21:00
天候不良で延期になっていた秋吉台の山焼きがこの日開催されました。
山焼きはおよそ1000人の周辺集落の方々が秋吉台を囲みそれぞれの位置から火をつけ行われます。
私たちも9:30の開始から青景集落にまぜていただき、火をつけるのを手伝わせてもらいました。

↑消防団の方にユニフォームを着せてもらったニカさん
生憎天候は小雨交じりで、風も弱く火のまわりは少しづつでした。それでもはじめて見る山焼きの景色にアーティストたちはビデオやカメラで撮影しながら壮大な山焼きの景色に見入っていました。


↑岩の上から観察しているシンイルさん、プリモシュさん
シンイルさんは「焼けているのは風の通り道なんだね。」と天候や自然環境によって山焼きが左右されることに驚いているようでした。また他の集落でつけた向こう側の火が徐々にこちらに迫ってくるのを見てさらに感動。そして最終的にはこちら側の火と向こう側から来た火が一つになり(その頃には風も少し強くなり)一気に火が回って勢いよく燃えあがり、焼けた山と岩だけが残りました。その光景は「まるで地獄みたいだった。」とアーティスト達。火がまるで何かを叫んで燃え盛っているかのような迫力でした。

伝統ある行事に参加させていただき、この秋吉台がたくさんの方々の協力で伝統が守られているのだと感じました。
いろいろ説明していただいた青景集落の方々どうもありがとうございました。
(松井)
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