体育館にてモビール制作のワークショップ!
making mobiles in gymnasium.

2008年03月01日[土] 18:36

この日ジャスティンさんは本郷小学校で4,5,6年生、計33人の子供達を対象に2度目のワークショップを行いました。
今回は芸術村のうら山から拾ってきた竹の枝を使って、ベネズエラの伝統的なモビール(微妙なバランスをとってつるし、空気の微動にも動くような造形作品)を制作しました。

始めにジャスティンさんの母国、南アフリカがどこに位置するのかや彼の作品を、ビデオで見せながら紹介しました。

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↑南アフリカについて説明しているジャスティンさん

そして3,4人のグループに分かれ、モビールづくりスタート。
まずはモビールのつくり方をジャスティンさんがレクチャー。モビールは一見シンプルで制作するのも簡単そうに見えるのですが、微妙なバランスを取ったり、石や竹の枝を糸で結ぶのは思っている以上に難しそう.....。

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↑モビールの作り方を説明中

いざ子供達も自分でモビール制作!!とはいっても子供達だけではやはりなかなか難しいようで、ジャスティンさん、また先生方、芸術村スタッフも子供達をサポートし制作をしました。

各グループに多少差はあったものの1時間ほどで完成。天井の柱からモビールを吊して出来上がった作品を鑑賞しました。子供達は少しの風で揺れるモビールに息を吹きかけたり、走って風をおこしたりしながら作品で楽しく遊んでいました。

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↑結び方を真剣に教わる子供たち

またワークショップ終了後5年生の田中さん、佐竹さんが折り紙で制作したくす玉、花などの作品をジャスティンさんに見せてくれました。自身も折り紙で花や鶴などをつくるジャスティンさんは2人の作品に感動。また2人から折り紙のお花がプレゼントされるとうれしそうでした。


最後に全員で記念撮影をして子供達は元気よく下校していきました。
別れ際には3月8日から始まる芸術村での展覧会に子供達、先生方に見に来てくださいねと約束していました。

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↑できあがったモビールの前で記念撮影

本郷小学校の生徒のみなさん、先生方ありがとうございました。
展覧会でお会いできるのを楽しみにしています。

(松井)


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滞在創作作品展ついにスタート
vis.vis.vis - 3つの視界

2008年03月12日[水] 13:54

3月8日~3月16日にかけてアーティスト・イン・レジデンス事業trans_2007-2008: 創作作品展「vis.vis.vis.-3つの視界」が始まりました。

アーティスト達の作品は芸術村各所に展示されています。

まずはシンイルさんの作品からご紹介します。2カ所で展示をしていて、研修室3には暗くした空間に8角形のオブジェクトをスクリーンにし、そこに日本のコマーシャルを投影したインスタレーション作品、またギャラリーには光と影によるドローイング、彫刻などを展示しています。

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ジャスティンさんの作品は、ギャラリーと中庭に展示しています。彼の作品は観客の方に触って動かしていただけるので、操作する感動と時間を是非体験してみて下さい。また中庭の作品はジャスティンさんが芸術村に来て、この場所と建物に感化されてここに作ろうと決めたので、建物と風景と作品が一体になったインスタレーションをご覧頂けます。

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ニカさん&プリモシュさんの作品はB1Fのアーティストラウンジに展示されいてます。クェンティンタランティーノ監督の「パルプフィクション」の予告編をリメイクした作品です。全てのキャラクターを2人で演じ分け、全てここ秋吉台周辺で撮影しました。世界のポップカルチャーのイメージを牽引するハリウッド映画を山口県でスロヴェニア人の2人によってローカルに再構築されています。この映像は見れば見るほど面白さや、つっこみどころが増してきます。
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また初日は、アーティストークと交流会が行われ芸術村内のホールで、ゲストに奥津聖さん(山口大学教授)と神谷幸江さん(広島市現代美術館学芸課長)をお招きし行われました。
まずはアーティストたちがここ芸術村で制作した作品や過去の作品などについて話しました。
興味深かったのは、ジャスティンさんが自転車、凧、パラシュートなど趣味にしていて、それらは視覚的にもまた抽象的にも作品に影響していると話していたことです。ジャスティンさんだけではなくアーティストの話を通して育ってきた環境や日々の生活が制作に深く関係しているのだと改めて感じさせられました。

また会場からはアーティスト•イン•レジデンスとはアーティストにとってどのような意味があるのか質問がありました。ニカさんは「直ぐになにかインパクトがあるわけではないが、ここで過ごした70日間で様々なものに触れ、出会い、そうしたものが何らかの形で意味をなしてくる。また何かを得ただけでなく様々な”エクスチェンジ”もなされ、それはアーティスト間であったり、ここで出会った人であったり、それらがゆっくりと波紋のように広がっていくだろう。」と話していました。

交流会はたくさんの方々に参加していただき、アーティストトークでは少し緊張気味だったアーティストたちも、おいしい食事をいただきながらリラックスして話をしていました。以前オープンスタジオに来てくださった方や、ここ山口で出会った方々なども参加され楽しい交流をはぐくんでいました。

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15日には13:30〜担当者が解説をしながら作品を見て回る「ギャラリートーク」も行われます。各アーティストの作品についてや、滞在中の様子などを詳しくお伝えできると思いますので、皆さん是非参加して下さい。またジャスティンさんの中庭に展示している作品もこの日に再度動かすようですのでそちらも楽しみにしていて下さい。

(松井)

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perfection in unperfection

2008年03月13日[木] 10:36

小雨の降る中、アーティスト達が訪問を切望していた萩へ行ってきました。
人間国宝である三輪壽雪さんの三男であり、萩焼に斬新な感性をとりいれた作品で注目される現代陶芸家の三輪和彦さんにお会いするため三輪窯を訪問しました。まずは美しい歴史あるお宅で、お抹茶をいただきました。

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さらに「鬼萩」で名高い壽雪さんの11代目休雪時代の器を拝見せていただきました。
300年以上の伝統をもつ三輪家の伝統を受け継ぎながら、独自の形を表現しようとしてたどりついたのが“鬼萩”。砂や小石を混ぜた粗い土でつくり、繊細優美なものより荒削りでも力強いものが特徴です。しかし実際器に触れてみると思っているより滑らかで、生きているものに触れているようなエネルギーを感じました。ニカさんはヨーロッパでは美しい器とは表面や形が滑らかで完璧なものであるのに対し日本は違う、と感じていました。日本の器には完璧な形を作り出すだけではなく、自然の造形美を取り入れた、西洋とはまた違った所に美を見いだすことがあると伝えると、アーティスト達は感慨深く器を手にしていました。
またお茶をいただく時には器の正面を知る必要がありますが、前後の微妙な差で見分けななければならない事に戸惑い、日本の文化の奥深さを感じていました。

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また、150年以上前から今だに現役で使用しているのぼり釜や、三輪和彦さんのギャラリー、お宅の美しい庭園を拝見させていただき大変充実した時間を過ごす事ができました。

(松井)

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ギャラリートーク
Gallery talk

2008年03月16日[日] 10:51

現在開催中の「vis.vis.vis.-3つの視界」の展示を担当者が解説しながら作品を見て回るギャラリートークと去年のレジデンスアーティストで今年はフェローアーティストとして今月5日から滞在制作を行っているロイック・ストゥラーニさんのビデオインスタレーション作品の上映が同時に行われました。

春の訪れを知らせるうぐいすの鳴き声に誘われてか、たくさんの方が参加してくださいました。
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ギャラリートークはジャスティンさんの作品から。
みなさんジャスティンさんの作品を自身で動かされた時、「わぁー」と声をあげて感動されていました。それぞれの方が作品を動かしながら作り出せる個々の時間をとても楽しんでおられました。

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またこの日は中庭に展示している、インスタレーションの作品をジャスティンさん自身で動かしてくれました。大きい作品なのですこしずつゆっくり回していましたが、途中で糸が外れてしまい少ししか披露できませんでした。それでも参加者の方からジャスティンさんへ拍手が送られました。

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シンイルさんの作品は担当者から説明を聞いて、「ふむふむ、なるほど」と納得しながら見ておられました。また暗い部屋でのインスタレーション作品は8角形のオブジェクトに映し出されるピクセライズドされた美しい映像(詳しくは過去のブログをご覧下さい。)にみなさん見入っておられました。

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最後にニカさんとプリモシュさんの作品。
2人がリメイクした「パルプフィクション」の予告編はとても良く出来ていて、話を聞かなければ本物と見間違いそうになります。しかし担当者からこの映像に使われている場所はほぼ山口で撮影されたと説明があると、みなさんさらに注意深く、興味をもって見ておられるようでした。

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またロイックさんの作品はカフェ内にある小さなスペースを暗くして上映されました。大根、じゃがいもなどの野菜を電池として使ってLEDライトを点灯させ、モニターには山焼きを終えた秋吉台で撮影された作品が上映されました。作品の音楽制作は、ロイックさんの友人で音楽家のジョバンニ・ディ・ドメニコさんが担当しました。(ブリュッセル在住)ジョバンニさんの音楽がよりいっそう神秘的な深みを与えていました。また昨年ロイックさんがここ秋吉台で出会った方々も訪れてくださり、久々の再会に会話が弾んでいました。

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(松井)

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