萩
perfection in unperfection
2008年03月13日[木] 10:36
小雨の降る中、アーティスト達が訪問を切望していた萩へ行ってきました。
人間国宝である三輪壽雪さんの三男であり、萩焼に斬新な感性をとりいれた作品で注目される現代陶芸家の三輪和彦さんにお会いするため三輪窯を訪問しました。まずは美しい歴史あるお宅で、お抹茶をいただきました。


さらに「鬼萩」で名高い壽雪さんの11代目休雪時代の器を拝見せていただきました。
300年以上の伝統をもつ三輪家の伝統を受け継ぎながら、独自の形を表現しようとしてたどりついたのが“鬼萩”。砂や小石を混ぜた粗い土でつくり、繊細優美なものより荒削りでも力強いものが特徴です。しかし実際器に触れてみると思っているより滑らかで、生きているものに触れているようなエネルギーを感じました。ニカさんはヨーロッパでは美しい器とは表面や形が滑らかで完璧なものであるのに対し日本は違う、と感じていました。日本の器には完璧な形を作り出すだけではなく、自然の造形美を取り入れた、西洋とはまた違った所に美を見いだすことがあると伝えると、アーティスト達は感慨深く器を手にしていました。
またお茶をいただく時には器の正面を知る必要がありますが、前後の微妙な差で見分けななければならない事に戸惑い、日本の文化の奥深さを感じていました。


また、150年以上前から今だに現役で使用しているのぼり釜や、三輪和彦さんのギャラリー、お宅の美しい庭園を拝見させていただき大変充実した時間を過ごす事ができました。
(松井)
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