大嶺小学校ワークショップ3:柳本明子さん&発表会
Akiko Yanagimoto's Workshop & Artist's Presentation for 6th Graders of Ohmine Elementary School
2009年02月06日[金] 11:46
柳本明子さんのクラスでは、「透明な紙に絵を描いてみよう」というワークショップを行いました。このワークショップでは、柳本さんの創作プロセスの一部をまねています。
さいしょに、A3サイズにコピーした写真に透明シートを重ねて、いろんな色のクレヨンで“自分の輪郭”をトレースしていきます。

ここでは細部まで描きすぎないことがポイント。でも輪郭だけでもなんとなく自分だとわかるものですね。
できあがった絵を、学校のなかのいろんな所に置いて見てみました。壁の色や柄など、背景によって見えにくくなったり、はっきり見えたりします。

たとえば水槽にはりつけると水の中に、窓にはりつけてみると雲の中に自分がいるようにも見えます。
教室では、みんなにどの場所でどんな風にみえたか、発表してもらいました。
「物思いにふけっているみたいだった」、「無表情に見えた」など、置く場所によって描かれていない表情やシチュエーションを想像した子どもたちもいました。
作品をとりまく空間や状況によって見え方が変わる、ということをみんな自然に発見していたようです。
ワークショップ終了後、3つのチームに分かれていた6年生全員が体育館に集合。それぞれのチームに体験した内容を発表してもらいました。


また、3人のレジデンス・アーティストとその作品を映像で紹介しました。
少しだけしか紹介できませんでしたが、この日ワークショップで感じた感覚を思い出しながら見てもらうことができたのではないでしょうか。
芸術村のアーティスト・イン・レジデンスでは、滞在中のアーティストによるトーク、レクチャー、ワークショップ、学校訪問など地域交流プログラムも実施しています。
今回訪問した大嶺小学校では、ふだんから先住民の描画法をまねた美術の授業や英語活動など、子どもたちがなるべく新しいもの・ことにふれることができるような活動を行っているそうです。
今回ワークショップを行わせていただくにあたって、先生方からは、「学校の授業ではできないことを体験させたい」「いろんなアートのあり方を知ってもらいたい」という声がありました。
それをふまえて今回は、音・映像・インスタレーションという手法を使って、アーティストの創作のアイデアをアーティストといっしょにやってみること、そのうえで作品を鑑賞することを行いました。このプログラムがもっとアートを楽しむきっかけに、そして子どもたち自身の新たなアイデアを引き出す機会になればよいなと思います。
(うちやま)
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