レジデンスサポートプログラム創作展「weavingscapes-紡景-」のご案内
Presentation of Support Programe "weavingscapes" will be held
2009年03月01日[日] 10:21
今回は、創作作品展「weavingscapes-紡景-」のご案内です。
1月から滞在してきたアーティストが、ここ秋吉台国際芸術村で滞在中に制作した作品を発表する場、それが創作作品展です。今年は、3月7日(土)~3月17日(火)の11日間、行われます。
展覧会のタイトル"weavingscapes-紡景-"は、3人に共通する制作のキーワードである「編む」「紡ぐ」を意味する"weaving"と「風景」や「視点」を意味する"scape"に由来します。
ジャクラワルさんは秋吉台の風景と、滞在中に出会った人たちの物語をフィルムに編みこみ、アマンダさんは山口の様々な人の「音の風景」を一つの音の世界へと紡ぎ、柳本明子さんは日常生活を作品に編みこみ、そこから新たな風景を紡ぎだします。地域との密接な関わりを持ちつつ、国際的な視野を持つ作品が揃いました!ご期待ください。
展覧会期中には、関連イベントも行われます!
■3月7日(土) カフェ・トーク
□時間 15:30-17:30
□場所 本館1Fカフェ
□参加費 無料
□ゲスト
拝戸雅彦さん(愛知県美術館主任学芸員/あいちトリエンナーレ2010キュレイタ)
中野良寿さん(アーティスト/山口大学教育学部准教授)
■3月7日(土) 交流会
□時間 18:00-19:30
□場所 本館1Fカフェ
□参加費 一般1000円、学生500円
軽食、ソフトドリンクをご用意しています。アーティストたちと気軽に会話をお楽しみ下さい。
お申し込みは不要です。遠方から来られる場合、芸術村の宿泊施設をご利用頂けますので、お問い合わせ下さい。(TEL:0837-63-0020)
■3月14日(土) タイの若手作家の映像作品上映会
□時間 14:00-16:00
□場所 宿泊棟2F サロン
□参加費 無料
ジャクラワルさんお勧めのタイ人アーティストの作品を上映します!
■3月15日(日) ギャラリートーク
□時間 14:30-15:30
□場所 ギャラリー、研修室など作品設置場所
□参加費 無料
□対象 こども~一般
スタッフが作品を解説しながら、作品を見て回るツアーです。
(にしだ)
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展覧会オープニングのカフェ・トーク ゲスト決定!
Guests for Cafe Talk
2009年03月02日[月] 13:53
「weavingscapes-紡景-」オープニングのカフェ・トークのゲストが決定いたしました!
拝戸雅彦さん(愛知県美術館主任学芸員/あいちトリエンナーレ2010キュレイタ)
中野良寿さん(アーティスト/山口大学教育学部准教授)
のお二人です!
芸術村の活動にご協力頂き、滞在アーティストのプロジェクトのこともよく理解して頂いてるアーティスト、中野良寿さんに進行役をお願いし、現代アートの専門家で国際展を企画している拝戸雅彦さん(愛知県美術館主任学芸員)をゲストとしてお招きします。今回の創作作品を現代社会やアートの文脈で捉えたお話が聞けるほか、計画中の「あいちトリエンナーレ」に関する話なども交えながら、地域をベースとしたプロジェクトと、国際的な視野からのお話の両方を聞くことのできる貴重な機会になると思います。
トークの後は、アーティストやゲストと気軽にお話しして頂くことのできる交流会があります。遠方から来られる場合、芸術村の宿泊施設をご利用頂けますので、お問い合わせ下さい。(TEL:0837-63-0020)
■3月7日(土) カフェ・トーク
□時間 15:30-17:30
□場所 本館1Fカフェ
□参加費 無料
■3月7日(土) 交流会
□時間 18:00-19:30
□場所 本館1Fカフェ
□参加費 一般1000円、学生500円
軽食、ソフトドリンクをご用意しています。
お申し込みは不要です。
芸術村でお会いできるのを楽しみにしています!
(にしだ)
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創作作品展オープニングイベント開催
Cafetalk and Reception for the Presentation
2009年03月08日[日] 13:46
3月7日(土)、とうとう創作展がはじまりました!
前日まで作業に追われていたアーティストたちも、無事オープニングを迎えることができて安心した表情です。
オープニング当日は、トークイベントと交流会、二つのイベントも開催されました。


左:左からジャクラワルさん、アマンダさん、柳本明子さん
右:ゲストのお二人、左が中野良寿さん、右が拝戸雅彦さん
カフェ・トークでは、国際展を主催するキュレータの拝戸雅彦さん(愛知県美術館主任学芸員/あいちトリエンナーレ2010キュレータ)と、秋吉台のレジデンス活動を長く見守って来られたアーティストの中野良寿さん(アーティスト/山口大学准教授)をゲストにお迎えしまして、滞在アーティスト3人に質問を投げかけてもらいました。
会場には、3人のアーティストの制作にご協力頂いた方、地元のアーティストの方、それから芸術村の活動に関心を持っていただいている方など、40名近くの方がお越し下さり、トークに参加して頂きました。
ジャクラワルさんの作品については、カメラマンとして制作に参加して頂いた田邊アツシさんにもマイクをお渡しし、たくさんのクルーをまとめて作品を作ることの大変さ、面白さについてお話頂きました。
また拝戸さんからは、作品の背景にある思想について、自国のタイや仏教思想だけでなく、より普遍的な、神話的なものがあるというお話が印象的でした。
私も撮影クルーとして参加していましたが、現場では想像できなかったとても美しい映像に仕上がっていて、改めて感激しました。山焼きの光景も、「輪廻」の思想とうまくリンクしていて、興味深いものでした。
アマンダさんは、もともと文化人類学を学んでいた経歴から、映像で記録を残す民族誌に関心を持たれていました。このような展覧会の形で作品を発表することは初めてのアマンダさん、作品としても作りこまれた映像で、これからの展開が楽しみです。
会場からは、撮影に協力して下さった中学生、石井栄一さんが、作品に参加するという経験について語ってくださいました。
柳本明子さんは、自らの作品に「ドメスティック(家庭の・国内の)・アート」と名づけており、なぜ「ドメスティックか」ということを中心に、アーティストとして国際的に活動している反面、足もとに実は大切なものが隠れているというお話がありました。
インタビューにご協力頂いた、地元の画家の國本令子さんもトークに参加して頂き、現代アートはなかなか分からないけども、衝撃を受け良い刺激になったとお話ししてくださいました。


左:石井さん 右:國本さん
その後行われた交流会にも、30名ほどの方が参加され、おいしい食事とアーティストとの会話を楽しんでおられました。展覧会を見た後に、直接アーティストに質問したり、感想を伝えたりすることができるのもレジデンスの魅力です。オープニングに来られなかった方も、17日までの会期中に、是非お越しいただければと思います。


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展覧会オープニングの様子について、山口大学人文学部准教授の藤川哲さんが、
artscapeに記事を書いてくださっています!こちらも是非ご覧下さい。
http://www.artscape.ne.jp/artscape/blogs/blog2/2009/03/post_98.html
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創作展をご覧いただいた皆さま、イベントに参加して頂いた皆さま、本当にありがとうございました!
(にしだ)
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柳本明子さん、秋芳町内での撮影
AKiko Yanagimoto, shooting in Shuho Town
2009年03月10日[火] 17:29
2月23日、柳本明子さんのよしず作品「ドメスティック・アート in 秋吉台 : here」が完成しました!
次の日の2月24日と3月2日の2日に渡り、作品を秋芳町内に持ち出しまして、様々な場所や時間で撮影をするということを行いました。秋芳町の川べり、家の壁、交差点…朝から夕方まで、天気も晴れから雨まで、バラエティに富んだ撮影になりました。作品を不思議そうに見ている人たちが写っていたり、時間の移り変わりで作品の色が違って見えたり、背景の音が聞こえてきたり。作品を置く空間によって見え方が全く異なり、さらに作品の物語そのものも変わってくる、ということを実感することのできる映像になったのではないでしょうか。


撮影の時には、小学生がカメラに興味を持ってくれたり、住民の方たちが秋芳町の景色についてお話してくださったり、柳本さんも楽しんでいたようです。
作品は芸術村の中庭で、編集した映像はギャラリーで見ることができます☆


また今回、編集作業は柳本さんにとって初体験でした。そこでジャクラワル先生(!)に編集の仕方を教えてもらいながらの作業となりました。違うジャンルのアーティストが一緒に滞在しているということのメリットを最大限に活かしています。

もう一つの大作、透明ビニールシートに毛糸で刺しゅうした作品「16:01」。こちらは大きな木のフレームを作成しまして、ギャラリーの天井から吊るして展示しています。


左:フレームの色は、柳本さんがブレンドして自分で塗り上げました!
右:作品をフレームにはめる作業中です。
創作展は17日(火)までですので、どうぞお見逃しなく!
(にしだ)
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タイの若手作家の映像作品上映会のご案内
Thai movie screening
2009年03月12日[木] 13:50
17日(火)まで行われている創作作品展「weavingscapes-紡景-」の関連プログラムとしまして、3月14日(土)、芸術村の宿泊棟2階サロンにて、“タイの若手作家の映像作品上映会”を開催します!
紹介予定の作品は、タイ映画として始めてカンヌ映画祭へ選出されたアノチャ・スウィチャコンポンの「グレースランド」、世界の国際映画祭で受賞を重ねたアディットヤ・アッサラットの「ウェイティング」、そのほか、ナワポン・タムロンラタナリット、シヴァロッジ・コンサクンら、新進気鋭のディレクターたちの作品が上映される予定です。
さらに!
ジャクラワルさんの友人で、現在、福岡アジア美術館のレジデンス・プログラムに招聘されているプティッフォン・アルーンフェン氏がゲストとして登場します!作品について、ジャクラワルさんとのトークも繰り広げられる予定です。
ジャクラワルさんよりすぐりの、タイのショートフィルムを見ることのできる貴重な機会です!
予約は不要ですので、皆さまお誘い合わせの上、ぜひぜひお越し下さい☆
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□時 間 : 14:00-16:00
□場 所 : 宿泊棟2階 サロン
□参加費 : 無料
□ゲ ス ト: プティフォン・アルーンフェン(映像作家)
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(にしだ)
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山口大学工学部レクチャー「空間のとらえ方」
How to Capture Space and Transform It into Your Artworks
2009年03月13日[金] 18:49
3月13日(金)、3人の滞在アーティストたちは、山口大学工学部にお邪魔しまして、レクチャー&交流を行ないました。


建築を専攻されている学生さんによる主催ということで、アーティストたちの「空間の捉え方」をテーマに映像やスライドを交えながらプレゼンを行いました。
ジャクラワルさんは過去の作品から、2つの空間を効果的に使った映像インスタレーションの話、アマンダさんは音から考える建物や空間のお話、柳本さんは身近な空間をどのように作品に取り込んでいるか、と三者三様の空間との関わりを伺うことができました。
ジャクラワルさんが過去にオランダで発表した作品では、天井からぶら下がっているボタンを押すことで、音が出たり映像が流れたりして、観る人が自分で「物語」を展開させることのできる空間を作っていました。アマンダさんは過去の作品「lifeliberary」でマンチェスター市立図書館を取り上げたのは、図書館なのに音が響いてしまうという特殊な建築であることを紹介しつつ、「聴覚的に建築を捉える」ということを学生に喚起していました。柳本さんは、過去に建築家とのコラボレーションをしたこともあり、「建物」とその中にある「暮らし」の関わりについての考察をうかがうことができました。
これまでも、オープンスタジオやカフェ・トークなどで、アーティストから制作プロセスや作品のことについて聞く機会はありましたが、「空間」という視点からそれぞれの作品を眺めて見るとまた異なったテーマが見えてきて、色んな切り口で考えることのできる3人の作品に改めて感激しました。
芸術村は車が無いとなかなか来られないところなので、こうやって大学に出向き、学生のみなさんにレジデンスプログラムをPRすることも大事な活動の一つです。学生の皆さんにとっても、普段なかなか話す機会のない「アーティスト」という職業の人たちに会うチャンスとなったようで、レクチャーが終わった後も積極的にアーティストたちに質問し、考え方を吸収されていました。
貴重な機会を作ってくださった山口大学工学部のみなさん、ありがとうございました。
(にしだ)
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タイのショートフィルム
Thai Film Screening
2009年03月14日[土] 20:05
3月14日(土)、芸術村の宿泊棟にあるサロンで、タイの若手監督による映像作品の上映会を行ないました。紹介されたのは、ジャクラワルさんオススメの7本です。
ナワポン・タムロンラタナリット、アディットヤ・アッサラット、シヴァロッジ・コンサクン、ジャクラワル・ニルサムロン、アノチャ・スウィコンポン、プティッフォン・アルーンフェン、みんな20~30台半ばの同世代で、まだまだ日本で紹介される機会も少ないですが、これから映画祭などでの活躍が期待される監督です。


左:磯崎新の初期建築を再現した宿泊棟サロンが会場です。
右:ジャクラワルさん(左)と、福岡から駆けつけて下さったプティッフォンさん(右)。
どの作品も、人々に疑問を投げかけ物事を考えさせる社会的な作品であるだけでなく、とても美しい映像や音楽と共に観客をしばしの想像の世界へと誘ってくれる、心地よいものでした。
近年タイでは、商業的な映画とは一線を画す、アートと映画を横断する領域で多くの監督が製作を行なっているようです。
是非みなさんも、タイのこれからの映画の動向をチェックしてみて下さい!
(にしだ)
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対話によるギャラリートーク
Gallery Talk by dialogues
2009年03月15日[日] 16:48
3月15日(日)、スタッフによるギャラリートークが行われ、13名の方に参加して頂きました!


ギャラリートークというと、スタッフが作品を「解説」するという形式が多いですが、今回は参加者の皆さんにまず自由に作品を見ていただいて、気づいたこと、疑問に思ったことなどを書き留めて頂きました。そのあと全員で思ったことを対話することで、作品の見方を共有しながらより深く考えて頂けるような形にしてみました。
作品を見るのは初めての方、何度も見られた方、それぞれ見方は違いますが、ほかの人の意見を聞きながら鑑賞すると、また違った見え方になるのが面白いところです。
現代アートは「よく分からない」と思われることが多く、一人で鑑賞しているとそのまま通り過ぎてしまいがちですが、他の人の意見を聞いてみると、「そういう見方があるのか」と気づいたり、「どうしてそういう風に見えたんだろう?」と考えることができて、新しい発見がたくさんありました。
皆さんも、現代アートの見方が分からなくて困ったら、一度気づいたことや不思議に思うことを自由に想起してみてください。「なぜそういう風に見えたのか?」を考えてみると、作品を理解するカギが見つかるかもしれません。
(にしだ)
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レジデンスプログラム終了
Residense Support program has finished
2009年03月21日[土] 17:16
2009年3月20日、アマンダさんとジャクラワルさんは山口から旅立っていきました。
アマンダさんは京都、ジャクラワルさんは福岡をそれぞれ経由して、帰国の途につきます。
柳本さんも21日の早朝に、埼玉に向けて帰られました。
ジャクラワルさんはタイ、アマンダさんはイギリス、柳本さんは日本にベースを置き、世界での活躍が予想されます。これからもアーティストたちの名前を見かけることがあると思いますので、是非注目して見守っていてください。
送り出す方はいつも寂しいものですが、私、西田もこのブログを書き終えたらインターン期間を終え、芸術村を去っていきます。レジデンス期間中、ブログを読んで頂いていた皆さま、どうもありがとうございました。
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