ビヨンド・ザ・ウォール②-1 「オールウェイズ・ビカミング」ノラ+ダックス来村
Beyond the Wall-2_1 "Always Becoming" Nora and Dax has Arrived
2009年10月09日[金] 18:19
ノラ・ナランホ・モースとダックス・トーマスが、飛行機の遅延により1日遅れで来村しました。初来日の二人は、ニューメキシコを出発してから1昼夜以上、長旅の疲れも見せず彼らの土地とは全く異なる風景に見入っていました。
芸術村へ向かう道中、里山にさしかかるとこの地方独特の赤い屋根瓦が目に留ったようです。そして、粘土質の強い赤土には強い関心を傾けました。そして国定公園の秋吉台では、ドリーネの形状やその特異な光景を楽しんでいるようでした。

異文化に対峙することで、自分達自身を見つめ直し制作中のアート・ドキュメンタリー・フィルム「オールウェイズ・ビカミング」の終着点を見つけたいという二人。短いながらも有意義な時間を、多くの人たちとシェアしたいと願います。
(千)
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レジデンス・フェロー マイク・ボード来村
Residence Fellow_Mike Bode-1
2009年10月12日[月] 18:20
2002年、2003年とプロジェクト・レジデンスで来村、滞在制作や展示を行ってきたマイク・ボードが6年ぶりに芸術村を訪れました。お帰りなさい。
今回は、ストックホルムの教育大学で研究しつつ教鞭をとっている奥様と14歳のお嬢さんも一緒です。福岡での展覧会出品のためIASPISのサポートによって来日し、継続的なヴィジュアル・リサーチの対象である「観光地」のリサーチはもちろんのこと、初来日のご家族に是非とも秋吉台を案内したいとたっての希望でした。
今日は、早速滞在中のノラとダックスとも連れ立って、秋吉台から萩へのエクスカージョン。

情緒溢れる街に着くや否や、まずは腹ごしらえ。お庭を眺めるお座敷で、萩焼の器を楽しみながらおいしいおそばをいただきました。そしていよいよ、武家屋敷を散策。

ノラさんは、すっかりその佇まいや、建築的な細部の素材の使い方に感銘をうけたようです。特に和風建築の土壁には絶大な興味をしめし熱心に記録を撮っていました。
彼女達アメリカ南西部の先住民プエブロのコミュニティーでは、砂と土と藁を使った日干レンガを用いた「アドビ」と呼ばれる建築様式で有名な土地なのです。日本の伝統建築にみられる左官技術の高さに目をみはり、多くの観光客が訪れたことで見え隠れする内側の構造には、共通性を見いだしたのではないでしょうか。
折しも萩の街は「キモノウィーク」の真っ最中。マイクは「街中博物館」を唱う萩の観光戦略の新しい現象として、武家屋敷の小路をそぞろ歩く和服姿の女性達にシャッターを切っていました。
(千)
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レジデンス・フェロー マイク・ボード山大レクチャー
Residence Fellow_Mike Bode-2
2009年10月13日[火] 18:21
今日は、マイク・ボードが山口大学人文学部の「芸術論特殊講義」という授業にて講演会を行いました。
講演タイトルは「歴史性に対する放牧(Grazing on History)」
観光産業における史跡等のミュージアミフィケーション(博物館化)というのでしょうか、美術館的活用について、ジョン・ウッリィの同名タイトルの本に基づきながら数々のスライドとあわせアーティストの視点と切り口で語りました。
ボードが、幼少期を過ごしたイギリスの事例をはじめ、世界の観光地における、街や歴史の博物館化をアーティストとしての視覚的な視点から論理的に分析し、国内の事例として九州・田川の炭坑博物館や、前日に視察に行った萩の「キモノウィーク」にも言及する内容となりました。

授業後は、屋外テラスにて担当の藤川先生や聴講に訪れた教育学部の中野先生らとアフタートークで活発な意見を交わしました。
(千)
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