trans_2009-2010 ギャラリーツアー& 梶川泰司さん スペシャル・ゲスト・トーク
2010年03月14日[日] 18:56レジデンスの創作作品展がオープンして、はや一週間が過ぎました。
今日は作品展のギャラリーツアーが行われ、創作活動から作品の成り立ちについて紹介しながらツアーを進行していきました。
ヴァレリアは今回の作品展に3点の映像の作品を出品しました。芸術村に滞在中は、県内の様々な場所を訪れ、その中でも山口市内にある、通称「すっぴん通り」に注目をおき、その通りでパフォーマンスを行った映像や、カルスト台地にある石と人間の時間の流れの差に着目して行ったパフォーマンスなど、この地域の環境に呼応した作品を制作しました。

クレア&ショーンは、1986年に起きたチャレンジャー号爆発事件を題材に、その事故のイメージをピクセル化し、レゴプロックの色、形、数などを変換して再構築する作品を制作しました。この70日間の中で、8点もの作品を出品することができたのは、この芸術村の環境で制作を行った事により可能になったプロジェクトであり、その完成度の高さにはツアーに参加して頂きた方も驚かれていたようです。

椎名勇仁さんも今回の作品展には多数の作品を出品されました。ブログでも紹介している通り、美東町の特産でもあるゴボウと人間の体の一部を融合させた全長6mの記念碑を制作されたほか、写真や彫刻も制作されました。ツアーに参加して頂いた方の中には、型取りのワークショップに参加された方がおられ、自分の体の一部とゴボウとが一体化している作品に感激されていました。

その後はシナジェティクス研究所所長/デザインサイエンティストとして活動されている、梶川泰司先生をスペシャル・ゲスト・トークにお招きし、椎名勇仁さんが聞き手となってお話をうかがいました。梶川さんはバックミンスター・フラーの『シナジェティクス』について長年研究をされており、新たなシナジェティクス理論や次世代の移動可能な折りたためるテンセグリティー構造システムなどを開発してこられました。今回、椎名さんがこの作品展のテーマとして取り上げた光合成について、これから人間を取り巻く環境がどう変化できるかを幾何学的な視点から、梶川さんがネオ・ジオデシック理論で設計されたモデル等を参考に対談がおこなわれました。お二人の自然科学への異なるアプローチを聞く事ができ、貴重なトークになったと思います。

このレジデンスの創作作品点は明日迄の展示ですので、まだ来られていない方はぜひお越しください。
(りえ)
☆秋吉台国際芸術村では、森の学校-芸術村エコ・スタディーズ2 梶川泰司「テンセグリティ・ワークショップ」を開催します。2010年9月18日(土)~20日(月祝)
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