ギャラリートーク
Gallery talk
2008年03月16日[日] 10:51
現在開催中の「vis.vis.vis.-3つの視界」の展示を担当者が解説しながら作品を見て回るギャラリートークと去年のレジデンスアーティストで今年はフェローアーティストとして今月5日から滞在制作を行っているロイック・ストゥラーニさんのビデオインスタレーション作品の上映が同時に行われました。
春の訪れを知らせるうぐいすの鳴き声に誘われてか、たくさんの方が参加してくださいました。

ギャラリートークはジャスティンさんの作品から。
みなさんジャスティンさんの作品を自身で動かされた時、「わぁー」と声をあげて感動されていました。それぞれの方が作品を動かしながら作り出せる個々の時間をとても楽しんでおられました。


またこの日は中庭に展示している、インスタレーションの作品をジャスティンさん自身で動かしてくれました。大きい作品なのですこしずつゆっくり回していましたが、途中で糸が外れてしまい少ししか披露できませんでした。それでも参加者の方からジャスティンさんへ拍手が送られました。


シンイルさんの作品は担当者から説明を聞いて、「ふむふむ、なるほど」と納得しながら見ておられました。また暗い部屋でのインスタレーション作品は8角形のオブジェクトに映し出されるピクセライズドされた美しい映像(詳しくは過去のブログをご覧下さい。)にみなさん見入っておられました。


最後にニカさんとプリモシュさんの作品。
2人がリメイクした「パルプフィクション」の予告編はとても良く出来ていて、話を聞かなければ本物と見間違いそうになります。しかし担当者からこの映像に使われている場所はほぼ山口で撮影されたと説明があると、みなさんさらに注意深く、興味をもって見ておられるようでした。

またロイックさんの作品はカフェ内にある小さなスペースを暗くして上映されました。大根、じゃがいもなどの野菜を電池として使ってLEDライトを点灯させ、モニターには山焼きを終えた秋吉台で撮影された作品が上映されました。作品の音楽制作は、ロイックさんの友人で音楽家のジョバンニ・ディ・ドメニコさんが担当しました。(ブリュッセル在住)ジョバンニさんの音楽がよりいっそう神秘的な深みを与えていました。また昨年ロイックさんがここ秋吉台で出会った方々も訪れてくださり、久々の再会に会話が弾んでいました。


(松井)
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萩
perfection in unperfection
2008年03月13日[木] 10:36
小雨の降る中、アーティスト達が訪問を切望していた萩へ行ってきました。
人間国宝である三輪壽雪さんの三男であり、萩焼に斬新な感性をとりいれた作品で注目される現代陶芸家の三輪和彦さんにお会いするため三輪窯を訪問しました。まずは美しい歴史あるお宅で、お抹茶をいただきました。


さらに「鬼萩」で名高い壽雪さんの11代目休雪時代の器を拝見せていただきました。
300年以上の伝統をもつ三輪家の伝統を受け継ぎながら、独自の形を表現しようとしてたどりついたのが“鬼萩”。砂や小石を混ぜた粗い土でつくり、繊細優美なものより荒削りでも力強いものが特徴です。しかし実際器に触れてみると思っているより滑らかで、生きているものに触れているようなエネルギーを感じました。ニカさんはヨーロッパでは美しい器とは表面や形が滑らかで完璧なものであるのに対し日本は違う、と感じていました。日本の器には完璧な形を作り出すだけではなく、自然の造形美を取り入れた、西洋とはまた違った所に美を見いだすことがあると伝えると、アーティスト達は感慨深く器を手にしていました。
またお茶をいただく時には器の正面を知る必要がありますが、前後の微妙な差で見分けななければならない事に戸惑い、日本の文化の奥深さを感じていました。


また、150年以上前から今だに現役で使用しているのぼり釜や、三輪和彦さんのギャラリー、お宅の美しい庭園を拝見させていただき大変充実した時間を過ごす事ができました。
(松井)
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滞在創作作品展ついにスタート
vis.vis.vis - 3つの視界
2008年03月12日[水] 13:54
3月8日~3月16日にかけてアーティスト・イン・レジデンス事業trans_2007-2008: 創作作品展「vis.vis.vis.-3つの視界」が始まりました。
アーティスト達の作品は芸術村各所に展示されています。
まずはシンイルさんの作品からご紹介します。2カ所で展示をしていて、研修室3には暗くした空間に8角形のオブジェクトをスクリーンにし、そこに日本のコマーシャルを投影したインスタレーション作品、またギャラリーには光と影によるドローイング、彫刻などを展示しています。


ジャスティンさんの作品は、ギャラリーと中庭に展示しています。彼の作品は観客の方に触って動かしていただけるので、操作する感動と時間を是非体験してみて下さい。また中庭の作品はジャスティンさんが芸術村に来て、この場所と建物に感化されてここに作ろうと決めたので、建物と風景と作品が一体になったインスタレーションをご覧頂けます。


ニカさん&プリモシュさんの作品はB1Fのアーティストラウンジに展示されいてます。クェンティンタランティーノ監督の「パルプフィクション」の予告編をリメイクした作品です。全てのキャラクターを2人で演じ分け、全てここ秋吉台周辺で撮影しました。世界のポップカルチャーのイメージを牽引するハリウッド映画を山口県でスロヴェニア人の2人によってローカルに再構築されています。この映像は見れば見るほど面白さや、つっこみどころが増してきます。

また初日は、アーティストークと交流会が行われ芸術村内のホールで、ゲストに奥津聖さん(山口大学教授)と神谷幸江さん(広島市現代美術館学芸課長)をお招きし行われました。
まずはアーティストたちがここ芸術村で制作した作品や過去の作品などについて話しました。
興味深かったのは、ジャスティンさんが自転車、凧、パラシュートなど趣味にしていて、それらは視覚的にもまた抽象的にも作品に影響していると話していたことです。ジャスティンさんだけではなくアーティストの話を通して育ってきた環境や日々の生活が制作に深く関係しているのだと改めて感じさせられました。
また会場からはアーティスト•イン•レジデンスとはアーティストにとってどのような意味があるのか質問がありました。ニカさんは「直ぐになにかインパクトがあるわけではないが、ここで過ごした70日間で様々なものに触れ、出会い、そうしたものが何らかの形で意味をなしてくる。また何かを得ただけでなく様々な”エクスチェンジ”もなされ、それはアーティスト間であったり、ここで出会った人であったり、それらがゆっくりと波紋のように広がっていくだろう。」と話していました。
交流会はたくさんの方々に参加していただき、アーティストトークでは少し緊張気味だったアーティストたちも、おいしい食事をいただきながらリラックスして話をしていました。以前オープンスタジオに来てくださった方や、ここ山口で出会った方々なども参加され楽しい交流をはぐくんでいました。


15日には13:30〜担当者が解説をしながら作品を見て回る「ギャラリートーク」も行われます。各アーティストの作品についてや、滞在中の様子などを詳しくお伝えできると思いますので、皆さん是非参加して下さい。またジャスティンさんの中庭に展示している作品もこの日に再度動かすようですのでそちらも楽しみにしていて下さい。
(松井)
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体育館にてモビール制作のワークショップ!
making mobiles in gymnasium.
2008年03月01日[土] 18:36
この日ジャスティンさんは本郷小学校で4,5,6年生、計33人の子供達を対象に2度目のワークショップを行いました。
今回は芸術村のうら山から拾ってきた竹の枝を使って、ベネズエラの伝統的なモビール(微妙なバランスをとってつるし、空気の微動にも動くような造形作品)を制作しました。
始めにジャスティンさんの母国、南アフリカがどこに位置するのかや彼の作品を、ビデオで見せながら紹介しました。


↑南アフリカについて説明しているジャスティンさん
そして3,4人のグループに分かれ、モビールづくりスタート。
まずはモビールのつくり方をジャスティンさんがレクチャー。モビールは一見シンプルで制作するのも簡単そうに見えるのですが、微妙なバランスを取ったり、石や竹の枝を糸で結ぶのは思っている以上に難しそう.....。


↑モビールの作り方を説明中
いざ子供達も自分でモビール制作!!とはいっても子供達だけではやはりなかなか難しいようで、ジャスティンさん、また先生方、芸術村スタッフも子供達をサポートし制作をしました。
各グループに多少差はあったものの1時間ほどで完成。天井の柱からモビールを吊して出来上がった作品を鑑賞しました。子供達は少しの風で揺れるモビールに息を吹きかけたり、走って風をおこしたりしながら作品で楽しく遊んでいました。


↑結び方を真剣に教わる子供たち
またワークショップ終了後5年生の田中さん、佐竹さんが折り紙で制作したくす玉、花などの作品をジャスティンさんに見せてくれました。自身も折り紙で花や鶴などをつくるジャスティンさんは2人の作品に感動。また2人から折り紙のお花がプレゼントされるとうれしそうでした。
最後に全員で記念撮影をして子供達は元気よく下校していきました。
別れ際には3月8日から始まる芸術村での展覧会に子供達、先生方に見に来てくださいねと約束していました。

↑できあがったモビールの前で記念撮影
本郷小学校の生徒のみなさん、先生方ありがとうございました。
展覧会でお会いできるのを楽しみにしています。
(松井)
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秋吉台の山焼き
yamayaki in Akiyoshidai plateau
2008年02月29日[金] 21:00
天候不良で延期になっていた秋吉台の山焼きがこの日開催されました。
山焼きはおよそ1000人の周辺集落の方々が秋吉台を囲みそれぞれの位置から火をつけ行われます。
私たちも9:30の開始から青景集落にまぜていただき、火をつけるのを手伝わせてもらいました。

↑消防団の方にユニフォームを着せてもらったニカさん
生憎天候は小雨交じりで、風も弱く火のまわりは少しづつでした。それでもはじめて見る山焼きの景色にアーティストたちはビデオやカメラで撮影しながら壮大な山焼きの景色に見入っていました。


↑岩の上から観察しているシンイルさん、プリモシュさん
シンイルさんは「焼けているのは風の通り道なんだね。」と天候や自然環境によって山焼きが左右されることに驚いているようでした。また他の集落でつけた向こう側の火が徐々にこちらに迫ってくるのを見てさらに感動。そして最終的にはこちら側の火と向こう側から来た火が一つになり(その頃には風も少し強くなり)一気に火が回って勢いよく燃えあがり、焼けた山と岩だけが残りました。その光景は「まるで地獄みたいだった。」とアーティスト達。火がまるで何かを叫んで燃え盛っているかのような迫力でした。

伝統ある行事に参加させていただき、この秋吉台がたくさんの方々の協力で伝統が守られているのだと感じました。
いろいろ説明していただいた青景集落の方々どうもありがとうございました。
(松井)
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シンイルさん病院で撮影
shotting at the hospital
2008年02月23日[土] 13:27
21日の木曜日はシンイルさんの作品のために、芸術村から車で5分程の所にある共立美東国民健康保険病院で撮影をさせていただきました。
まず待合室にあるテレビにシンイルさんが撮影した写真を映し出せるように、DVDプレーヤーを設置しました。この写真はシンイルさんが日本で撮影したもの(例えば芸術村滞在中に訪れた、禊ぎ、豆まき、どんど焼きなどの写真)や、ブラジルで撮影したものです。

↑DVDを設置中 テレビに映っている画面はどんど焼きの写真
その映像が流れるTVモニターとともに芸術村のスタッフ数人が、待合室にいる人々として出演。シンイルさんからは「もう少し望みの無いような雰囲気を出して欲しい」などといったリクエストが出されました。撮影はデジタルカメラとビデオの両方で行われ、30分ほどで終了しました。

↑念入りに写真の画角をチェックするシンイルさん
「デジタルカメラの画像は一つ一つのピクセルから成り立っている」と話すシンイルさん。
一つ一つのピクセルまで画像をアップにしたり、また引いたりしてこの作品を展開していくようです。
シンイルさんの作品は様々な要素を組み合わせて制作されていきます。この時点では私自身も説明を受けたものの、この作品がどのようになるのか全てを理解することができませんでした。
おそらくこの作品は3月8日から始まる滞在アーティストたちの展覧会で展示されると思います。みなさん是非展示を見にいらして下さい。
みなさんお忙しい中場所を提供していただきありがとうございました。
(松井)
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山口のアーティストを訪ねる
going around of Yamaguchi Art
2008年02月20日[水] 16:06
この日、アーティストたちはまず山口市内在住のフェルト作家、濱野由美さんのスタジオを訪問しました。

↑濱野由美さんです
濱野さんのスタジオには濱野さんがつくったフェルトのマフラーや、かばん、セーターのほか、制作するためのフェルト、織り機、糸を紡ぐ機械などもありました。これら機械にもっとも興味をもったのはジャスティンさんです。濱野さんはフェルトで紡いだ糸を織り機を使って織り作品にされることもあるとのことで、糸の紡ぎ方を見せていただきました。


↑糸の紡ぎ方を教えてもらっているジャスティンさん↑織り機にも興味津々
糸を紡いでいく機械の構造に興味を持っていました。
フェルトから糸を紡ぎそれを織り機で織り、マフラーや生地にする、その少しずつしか出来上がっていかない手法はすごく手間なこと。濱野さんの想いが糸一本一本に感じ取れるようですごく素敵な事だと思いました。
濱野さんのスタジオを後にし、いざ宇部へ。
宇部ではまず新天町商店街へ行きました。
この商店街では残念ながら、近年営業をしなくなったお店が多くなり、いわいる「シャッター商店街」になっています。現在は、店じまいしたお店のシャッターに絵を描いて、商店街ににぎわいを取り戻そうと活動されています。商店街にいらした方にアーティストたちも説明を受け、このシャッター商店街の現実とその活動について熱心に耳を傾けていました。またシンイルさんは特に商店街に流れている音楽が気になったようです。というのも、商店街に流れてる音楽(クラシックミュージック)に私たちの感情がコントロールしてのされているかのように感じると言っていました。普段私たちがなにげなく通り過ぎてしまうようなところに意味を見いだし、作品を制作する上でヒントにしてるのだなと感じました。


↑商店街の絵の前で ↑商店街の古本屋さんの前で
その後ときわ公園内のときわミュージアムも訪れました。
佐々木さんに館内にある植物園や、展示スペースを案内していただきました。

↑こちらは館内にある植物園。
ちなみにこのサボテンはものすごく貴重で、高価なものだそうです。

↑館内の展示スペースに展示してある彫刻のマケット。ものすごく軽い素材で制作されているため、うちわや人の息で動く仕掛けになっています。あまりに精ちなマケットに一同感嘆。ここでもマケットの仕組みをじっくり観察するジャスティンさん。
彫刻のまち宇部市の中心的役割を果たしているのが、ときわ公園内にある野外彫刻広場です。
昭和36年から隔年で現代日本彫刻展が開催されているそうです。
午前中に芸術村を出発し、気がつくと夕方。この日はとても寒かったのですが、じっくり野外の作品を鑑賞しました。

↑野外作品を鑑賞中
今日は山口の地域に密着した所を訪れ都会では味わえない人と人の繋がりを感じ取れたように思います。
濱野さん、佐々木さん、商店街で説明して下さった方々、ありがとうございました。
(松井)
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アーティストがやってきた!!!
OPEN STUDIO
2008年02月19日[火] 10:52
現在芸術村に滞在しているアーティストの制作状況などをごらんになっていだだき、アーティストを身近に感じていただこうとオープンスタジオが行われました。
当日はお天気にも恵まれ、約40人の方々が参加してくださいました。
まずはアーティストの紹介から。

↑左からジャスティンさん、プリモシュさん、シンイルさん、ニカさん
ギャラリーに展示されているアーティストたちの過去の作品や、現在芸術村で制作中の作品についてそれぞれが説明し、いざアーティストたちのスタジオへ!!
まずはジャスティンさんのスタジオから。
現在制作中のジャスティンさんの作品について説明しました。ジャスティンさんの作品はすごく複雑に制作されているように見えますが、ジャスティンさんいわく、ごくごく簡単な計算だけでできているそうです。実際はそうは見えないんですが、設計図などもギャラリーに展示されておりそれを元に制作しています。
ジャスティンさんの作品はみなさん自身がさわって、動かせる作品ですので、作品をすごく身近に感じていただけたのではないでしょうか。


次はシンイルさんのスタジオへ。
シンイルさんは今回のレジデンスで日本人の振舞いや礼儀などから神道が深く関わっていると感じ、神道をベースとする日本の文化をリサーチしながら制作を進めています。
シンイルさんは同時に幾つかの作品を制作しています。その中で8角形のオブジェクトを制作したものがあります。それは神社の床の設計図なのですがその設計図を立体にし、シンイルさんはこれを「オクタゴン」と呼んでいます。TVのコマーシャル映像を流し、それを神社のご神体である丸い鏡に反射させ、このオクタゴンに投影する仕組みになっています。シンイルさんの作品で、オクタゴンは、刺激的なメディアであるコマーシャルをオクタゴンに反射させることによって浄化するフィルターのような役割を担っています。この作品は暗い部屋で展示されるため、この日はみなさんにはお見せできなかったのですが、暗闇で投影されると本当に美しく映像が投影されます。


↑これがオクタゴンです
最後はニカさん&プリモシュさんのスタジオへ。
ニカさん&プリモシュさんは2人で作品を制作しています。現在ここ芸術村ではクエンティン タランティーノ監督の「パルプ・フィクション」の予告編をリメイクするプロジェクトに取組んでいます。この映画に登場する人物を全て2人で演じ分けるため2人のスタジオにはカツラなど、たくさんの変装グッズが。
このオープンスタジオでは、どのように芸術村で制作を進めているのかを話してくれました。2人の制作はほとんどこのスタジオで行われています。グリーンスクリーンをバックに自分たちの演技を撮影し、また背景は本当の映画に少しでも近づけるためにロケに行ったり、合成してイメージを作ったりしています。そして人物と背景を合成で組み合わせます。
おわかりの通りコンピューターでの作業がすごく多くなるようです。
進行中の映像も少し見せてくれました。


↑コンピューターで少し出来上がっているイメージを披露
↑スタジオにあるカツラをかぶるジャスティンさん

↑ひげもたくさんあるんです
スタジオを見学した後、参加していただいた方々に芸術村内にあるカフェスペースで、お茶やお菓子を飲みながら,アーティストたちにここ秋吉台での生活や、それぞれの国について、作品についてなどを質問しながらお話を楽しんでいただきました。


↑アーティストに作品や彼らの国のことについて質問するみなさん
最後に参加してくださった方には、アーティストたちの作品を印刷したアイロンプリントとエコバックをおみやげに渡しました。みなさん好きな所にプリントして使ってみてくださいね。


↑会場でアイロンプリントしたみなさん
普段はここ芸術村で、粛々と制作を行っているアーティストたちですが、たくさんの方々に会い、お話することでアーティストたちも日本のことについて知るきっかけになったと思います。当日はたくさんの方に参加していただき本当によろこんでいるようでした。
(松井)
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AIAV artists meet YICA's residency artist
2008年02月12日[火] 22:51今日は、山口現代藝術研究所(YICA)のみなさんがアーティストを訪ねてみえました。山口大学教授の奥津聖先生をはじめYICAのレジデンスプログラムで山口市内にて滞在制作中の中国人アーティスト范叔如さん(広島在住)、山口県在住アーティストの藤木律子さん、そして山口大学大学院生がアーティストとの交流を持とうとみなさんはまず各アーティストたちのスタジオを見学。
ジャスティンさんのスタジオでは彼の作品は一度自分で動かすとその人の心をつかむようで、范さんが特に熱心にどういう構造になっているのかなどを尋ねおてられました。
ニカさん&プリモシュさんのスタジオでは制作で使用するカツラがたくさんあるので驚いてらっしゃいました。少し出来上がっている作品の断片をお見せし、ニカさんとプリモシュさんが映画に出てくる全てのキャラクターを2人で演じている事などを説明しました。
シンイルさんのスタジオでは、ちょうど日も落ちてスタジオを暗くすることができたので、(現在シンイル試行中のインスタレーション)作品を披露してくれました。
まだ完成ではないのですが、特に奥津先生や范さんはシンイルさんの作品についてコンセプトや仕組みをいろいろ質問されていました。


↑ニカさんとプリモシュさんのスタジオ ↑シンイルさんのスタジオにて
左から奥津先生、ニカさん、范さん、プリモシュさん
その後アーティスト達は奥津先生や范さんに日本の会社や政府がどのようにアーティストたちを支援しているかや、それぞれの国の状況などについて意見の交換を行いずいぶん話しがはずみました。
(松井)
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スタジオ見学
studio visiting
2008年02月06日[水] 16:04
今回はそれぞれのアーティストたちがここ芸術村でどのように制作しているかレポートしたいと思います。
まずはジャスティンさんから。
ジャスティンさんは小石を糸で吊り下げた構造で、繊細に動く彫刻・インスタレーション作品を制作しています。
スタジオの壁には小さな作品ができあがりつつあり、動かしてもらようにお願いしてみました。実際に小石たちが動くと本当に感動してしまいます。小さな小石たちが規則正しく、まるで一枚の布がなびくように動くんです。すごく複雑で繊細な構造をしているので、さぞかし難解な計算をしてつくられたのだろうと思い聞いてみると、実際の構造はいたってシンプルなんだそうです。これが完成すると作品を見に来られた方も実際に動かすことができるそうです。芸術村では屋外でも大きな作品を制作する予定だそうです。


次はニカさん&プリモシュさんのスタジオへ
二人は現在、「パルプ・フィクション」という映画のリメイク版を制作しています。ここ芸術村ではその予告編のリメイク映像に取り組んでいます。
なぜ2人がこの作品のパロディを制作しているかというと、ハリウッドなどの影響で多くの価値観が画一化されてしまっている現代の状況に対し、スロヴェニアという小さな国出身の2人がこの映画をパロディーとして再制作することによって、その価値観に対して疑問を投げかけたいからとのことでした。もちろんその他たくさんの意味を含んでいるのですが、グローバル化と地域文化というのはやはり大きな問題項であるようです。
実際の作業としては、映画に出てくる人物全てを2人で演じ分け、よりオリジナルの映画に近づけるためにロケ場所を探したり、撮影に使う道具を探したりしながら、日々着実に制作を進めています。
昨日もたった2秒の映像のために5時間かけて制作していました。


コンピュターでの合成作業も多くなります。
最後はシンイルさんの様子をご紹介します。
シンイルさんのスタジオは一番謎が多いのではないでしょうか?
大きいダイアモンドみたいなクリスタルが水に浮かんでいたり、小さな社があったり、外の赤い部分が削られたコカコーラの缶があったりといろいろです。幾つかの作品をまとめて制作しているようです。
日本に来て日本人の習慣や振舞いなどを見て、その行動は神道に関係していると発見したシンイルさんは、神道や日本の文化などについてリサーチを進めながら作品を制作しています。
ここ数日間は、この八角形をしたものをひたすら制作していると話していました。八角形は様々な国の宗教建築の平面形に利用されることが多い形態で、日本でも寺社のお堂や鐘楼などに八角形を発見することが出来ます。これがどのような作品になっていくのか、非常に楽しみですね。


以上スタジオレポートでした。
(松井)
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