
コンセプト
1.フューチャーアカデミーについて -THE ACADEMY OF THE FUTURE?-
「フュチャーアカデミー」は、英国スコットランドのエジンバラ美術大学を拠点とする研究機関で、クレメンティン・デリス博士(キュレイター/メトロノームプレス主宰)のもと、技能と研究を未来のアート、科学、教育などへと結びつけていく国際的なアートの共同体です。未来の、アートの実践の進化と、人文学や諸科学など異分野の創造領域との関係性、未来の情報社会におけるアーティストの役割、また拡張し続ける地球的、社会的、経済的領域のなかで、人は美術教育と美的実験の新しい博学的機能をどのように定義するのかなどの問を探究しています。2002年に発足したこのリサーチ機関は、未来を導く若いアーティストや学生達の創造的思考を引き出すため、さまざまな状況や環境に異なる組み合わせの若き"研究者"達をマッチングさせ、これまでにイギリス、インド、セネガル、オレゴンで活動を行なってきました。デリス博士はプロジェクト毎にマイクロチームの研究員を選び出し目的地に向かいます。地元のアーティストや学生達との集中的なディスカッションやパフォーマンスなどのセッションを通して、この移動する研究室は、未来に向けてのさまざまなアイデアや課題、知識を収集蓄積してゆくのです。
2.テーマは「ゲーム」 -言語も文化も育ってきた環境も違う「みんな」のコミュニケーションの実験-
今回のフューチャーアカデミーのテーマは「ゲーム -通貨と交換」。つまり遊びと経済とそのルールを芸術的なアプローチで探究すること。次代を担うアーティスト達が、こども達とのワークショップや、ゲームの創造などに取り組みます。ワークショップの成果は最終日に、シュンポジウムならびに「あそびの研究所」として一般公開され、芸術村はゲームを楽しみながら自然に言葉や世代の壁を越えた人との接し方や経済活動について学び、異文化、異世代間におけるコミュニケーションを考える、みんなのプレイグラウンド(遊び場)になります。
3.エジンバラ-山口の交流を通して生れたフューチャーアカデミー山口
クレメンティン・デリス博士は、2006年4月に山口を訪れ、芸術村に滞在しながら山口の現代芸術やアーティストについてのリサーチ、ヨーロッパの最新美術情報についてのレクチャーを行いました。そして9月にはエジンバラのフューチャーアカデミーの学生とともに再び来山し、エジンバラ-山口の交流と意見交換を行いながら、今回のプロジェクトについての知見を深めてきました。
山口ラボメンバー
クレメンティン・デリス博士(キュレイター / フューチャーアカデミーディレクター)
中村政人(アーティスト / 東京藝術大学美術学部助教授)
中野良寿(アーティスト / 山口大学教育学部助教授)
スティーブ・マイケティン(アーティスト / フューチャーアカデミー)
葛谷充宏(東京藝術大学 / m-lab)
山本高之(アーティスト / 名古屋)
沢村 芳(アーティスト / 名古屋)
出口尚宏(アーティスト / 名古屋)
河村陽介(アーティスト / IAMAS)
会田大也(アーティスト / 山口情報芸術センターエデュケイター)
山城大督(アーティスト / 山口情報芸術センターエデュケイター)
ミッシェル・マンツィーノ(アーティスト / フューチャーアカデミー/メルボルン)
エラ・バークレイ(アーティスト / フューチャーアカデミー)
エイプリル・メロー(アーティスト / フューチャーアカデミー)
ジョン・ターナー(アーティスト / フューチャーアカデミー)
ロイック・ストゥラーニ(アーティスト / 2006年度レジデンス・アーティスト / イタリア)
他4名
公開プログラム - I
フューチャーアカデミー山口+あそびの研究所
ゲームをしながら文化や世代の違う人たちに出会い、創造力や想像力、交渉力を鍛えよう!
・日程:4月8日(日) 10:00 - 17:00 (最終受付16:30)
・会場:芸術村敷地内(研修室、スタジオ、カフェ、屋外スペース 他)
・対象:こども~一般
・入場料(1日パスポート):¥300(※)
※各会場で行われているゲームに参加することができます。移動販売、リュックサック・マーケットにつきましては別途お支払いください。また、おもちゃの病院については部品、送料等がかかる場合がありますのでご了承ください。
※事前にお問い合わせ下さい。当日受付も可能ですがお断りすることもあります。
※雨天決行
- 当日のプログラム -
1.アーティストたちが開発したゲームのワークショップ
☆☆☆ちびっこ研究員募集中!☆☆☆
公開プログラムの前に、ワークショップで研究員といっしょに、試行錯誤をしながらゲームを作ってくれる子どもたちを募集しています。
・日程:4月5日(木)、6日(金) 各日13:30 - 15:30 ※なるべく2日間とも参加できる方
・対象:5才以上
・参加費:¥1000(4月8日「あそびの研究所」の入場料を含みます)
<ワークショップ例>
※計画中の内容の一例です。プロジェクト開始とともに内容が変更・進化していきます。
例1:コインを使ってボードゲームを作ろう
コインを使った、新しいボードゲームの開発に挑戦します。
研究員:会田大也(あいだだいや / アーティスト / 山口情報芸術センターエデュケイター)
・対象:小学校3年生~高校生
・定員:2~8人
※会田研究員の作品「1998」に必要な平成10年製造の硬貨を集めています。
例2:地球双六(仮)
すごろく盤は地球。人間サイズのすごろくを作って、自分の足でコマを進めてみよう。
・研究員:中野良寿(なかのよしひさ / アーティスト / 山口大学教育学部助教授)
・対象:こども~一般
例3:みがきっコ
車を洗うお手伝いをしてくれる、みがきっコ要員募集
親切丁寧、楽しく指導します。窓ふきベストキッドみたいに強くなれるかも?!
・研究員:山本高之(やまもとたかゆき / アーティスト / 名古屋)
・年齢制限:小学校低学年~高学年程度
・定員:15人程度

公開プログラム - II
昔あそびや外国の遊びを体験してみよう!
☆☆☆昔あそびを教えてくれる方を募集しています!☆☆☆
昔のあそびってどんなの?こままわし、メンコ、福わらい、おてだま、竹馬、竹とんぼ… 外国のあそびってどんなの?チェス、スコットランドヤード…いろんな遊びを体験してみよう。
・会場:研修室3、アンフィシアター(野外ステージ)
・協力:秋芳町教育委員会 人材バンク
おもちゃのお医者さん
こわれてしまったけど捨てられない、そんなおもちゃを治してくれる「おもちゃのお医者さん」が芸術村に出張してくれます。あなたの大切なおもちゃを持ってきてください。その日のうちに治らないものは「入院」。持ち帰って修理されます。
・会場:楽屋3、宿泊棟2Fサロン
・受付10:00 - 12:00 / 13:00 - 15:00
・協力:宇部おもちゃ病院
※診察は持参したおもちゃのみ。
※診察無料(場合によって別途部品代がかかります)
※ブリキの玩具など骨董的価値のあるもの、玉や矢などが飛び出る危険なものは受け付けておりません。
リュックサック・マーケット(フリーマーケット)
☆☆☆フリーマーケット出店者募集中!(出店料なし)☆☆☆
『自分の「いらない」が誰かの「しあわせ」になるかもしれない』をキャッチフレーズに、全国で開催されているフリーマーケット。いらなくなったもの、てづくりのもの、みせたいものを詰めこんで…リュック1つでお店のできあがり。今回は特に、いらなくなったゲームやおもちゃを期待しています!ゲーム、おもちゃ大歓迎!
・「リュックサック・マーケット」ウェブサイト:http://rucksackmarket.net/
・会場:本館前芝生(雨天の場合はホール2F)
※出店希望の方は事前に芸術村までご連絡ください。(当日参加の場合、お断りする場合がありますのでご了承ください)
ゲームみたいなビデオ作品展示
『スプーン曲げを教える』(レッスン1、シャージャアートセンター、アラブ首長国連邦、2003)山本高之 / 2001年 / ヴィデオ / 7分
『スシ・フロム・ザ・スペース』ロイック・ストゥラーニ / 2003 / アニメーション / 1分36秒
『パラモデルといっしょにプラレールで遊ぼう』 (2006年3月に行った芸術村でのワークショップのドキュメント映像)
『ガイダンスルーム』宮川敬一+イェスパー・ジェームス・アルヴァー [予定] ほか

フューチャーアカデミー in 山口 シンポジウム「ゲーム -通貨・交換」
6日間にわたって研究してきた成果の統括シンポジウム
パネラー:中村政人(アーティスト / 東京藝術大学美術学部助教授)、中野良寿(アーティスト / 山口大学教育学部助教授)、クレメンティン・デリス博士(キュレイター / フューチャーアカデミー・エジンバラ美術大学特任教授 / メトロノームプレス/出版者)
※会場ではスタンプラリーを開催。コーヒーやハンバーガーなどの移動販売車もやってきます。【協力:ディノ・ピヤンゴ(美東町)、ベアーズキッチン(山口市)、バスカフェ(下関市)】
※プログラムの内容は都合により変更する場合がありますのであらかじめご了承ください。
Concept
1.About Future Academy
Future Academy is a new art and science initiative research institution organized by Dr. Clementine Deliss based at Edinburgh college of art. Dr.Deliss organizes a micro team depends on the project and go to the destination.
2.The theme of Yamaguchi lab
"GAMES" - Currency & Exchange
exchange between different culuture & generation through GAMES
3. The relation between Edinburgh and Yamaguchi
Dr.Clementine Deliss had resarched contemporary art scene & artist of Yamaguchi during her stay at AIAV in April 2006. And she did the lecture about europian contemporary art scene at that time.
She had come back to yamaguchi last september with future academy lab students. And we had excahnged the opinions each other to plan future academy yamaguchi lab.
Yamaguchi Lab member
Dr. Clementine Deliss ( curator / future academy director )
Masato Nakamura ( artist / associate professor of Tokyo national university of fine arts & music )
Yoshihisa Nakano ( artist / associate professor of Yamaguchi university )
Steven Mykietyn ( artist / future academy assistant director )
Michelle Mantsio ( artist / future academy )
Ella Barcley ( artist / future academy )
April Melor ( artist / future academy )
John Turner ( programmer / future academy )
Takayuki Yamamoto ( artist / nagoya )
Kaoru Sawamura ( artist / nagoya )
Naohiro Deguchi ( artist / muzz program space )
Yosuke Kawamura ( artist / IAMAS )
Daiya Aida ( artist / YCAM )
Daisuke Yamashiro ( artist / YCAM )
Nobuhiro Kuzuya ( m-lab )
Naoya Sakaguchi ( m-lab )
Jun Sato ( m-lab )
Kenichi Nakamura ( m-lab )
Loic Sturani ( artist / 2006 resident artist / Itary )
プロフィール
クレメンティン・デリス(フューチャーアカデミー / キュレイター)
イギリス・スコットランドのエジンバラ美術大学にてフューチャーアカデミーという芸術文化創造のための新しい教育プランの構築を担当し、フランスの芸術出版社メトロノーム・プレスを主宰しているキュレイター(企画研究者)。メトロノームプレスでは、毎号の特集やアーティストによって仕様が異なるアーティストと作家のための機関誌と文庫小説集を発行しており、今年6月に開幕するドクメンタ12(ドイツ・カッセルで5年に1回行われる国際美術展)の「ドクメンタ12・マガジンズ」の公式パートナーとして『フューチャー・アカデミー ──美術大学の未来をめぐる地球規模の対話』が刊行される予定である。2006年4月には芸術村に1週間滞在し、山口の現代芸術やアーティストについてリサーチを行った。
メトロノーム・プレスウェブサイト:http://www.metronomepress.com/
中村政人(なかむらまさと / アーティスト / コマンドN代表 / 東京藝術大学美術学部助教授)
1963年秋田県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修了。「美術と社会」「美術と教育」との関わりをテーマに様ざまなアート・プロジェクトを進める社会派アーティスト。韓国(1990-1992)、香港(1997)への留学を経験、第49回ヴェネツィア・ビエンナーレでは日本代表作家として参加、国際的にも注目を集める(2002)。現在、アーティスト・イニシアティブ「コマンドN」を主宰。2003年からは、東京藝術大学絵画科助教授として実際に美術教育にも携わる。近年は、2005年8月に新たな活動拠点「KANDADA」(東京神田)を立上げたほか、日本にとどまらず留学以来ゆかりの深いアジア各国においても、アート・プロジェクトに関わっている。
コマンドNウェブサイト:http://www.commandn.net
中野良寿(なかのよしひさ / アーティスト / 山口大学教育学部助教授)
1967年香川県生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科修了。
1990年代はじめよりアーティストとして活動する。
大学院修了後テンプルヒル・コミュニティー(スコットランドの知的障害者施設)にてコ・ワーカーを務める。帰国後、東京芸術大学大学院壁画研究室助手となる。'98~'99年ポーラ美術振興財団の助成を得て渡英。'01年より山口大学教育学部に勤務。国内外での作品発表を続け、'02年からは安原雅之とのアート・ユニット、ノーヴァヤ・リューストラとしても国内外で活動している。
近年の主な個展に、2006年「Café Liustra (kelowna)」(ケロウナ・アートギャラリー / カナダ)2005年「Sticks-under the window」(130銀行ギャラリー / 北九州)、2003年SWITCH展「Around myself」(防府市地域交流センターアスピラート / 山口)など。
近年の、主なグループ展に2005年「BankART Life:24時間のホスピタリティー」(BankART / 神奈川)、2004年「釜山ビエンナーレ2004」(釜山市立美術館/韓国)、2002年「ニュータウン・アートタウン」(山陽団地 / 岡山)、1999年TAP:取手アートプロジェクト(取手 / 茨城)などがある。
主催:山口県文化振興財団、秋吉台国際芸術村
協力:フューチャーアカデミー、エジンバラ美術大学、東京藝術大学、山口大学、コマンドN、メトロノームプレス、宇部おもちゃの病院、秋芳町教育委員会
フューチャー・アカデミー in 山口 ワークショップ、シンポジウム+あそびの研究所 Future Academy Yamaguchi Lab
| 日程: | 2007.4.3(火)~8(日) ※公開プログラム:4月8日(日) 4.3(火) フューチャーアカデミーin 山口 始動・オリエンテーション ●公開プログラム |
|---|---|
| Date: | 2007.4.3(Tue)~8(Sun) Public program: 2007.4.8(sun) 10:00 - 17:00 |
| 会場: | 秋吉台国際芸術村 |
| Place: | Akiyoshidai International Art Village |
| 料金: | ・フューチャーアカデミー山口+あそびの研究所 ・ちびっこ研究員 |
| その他: | ●お問合せ先 |





